龍馬がFAせずに残留のニュースが流れた。これには驚いた。かなりの確率で移籍と噂を聞いていたのだが、やはり監督交代が大きかったようだ。
「決断した時期は割と最近。決め手は新井さんです」
「気分が悪くなるくらい考えました」
これを引き留めたのが新井さんだ。佐々岡監督や緒方監督なら移籍していただろう。野間もしかり。
かくして、今年もFAはあっさりと片付いた。
そして龍馬の残留とほぼ同時に流れたニュースが「広島、安部、白濱ら6選手に戦力外」というニュース。
カープは22日、白濱裕太(37)、安部友裕(33)、中田廉(32歳)、菊池保則(33歳)、山口翔(23歳)、田中法彦(22歳)の6選手と、来季契約を結ばないことを通告した。と。
球団は今月4日も高橋樹也投手(25)、中神拓都内野手(22)、育成の戸田隆矢投手(29)の戦力外を発表してこれで合計9人の戦力外となった。さらにまだ誰かが現役ドラフトで出るのだ。
それにしても白濱って、てっきり引退試合があるもんやと思てたけどまさかの戦力外。安部はトレードか今年から始まる現役ドラフトかと思っていたのだが、FAを取得したことで事情が変わったのかも知れない。それにしても戦力外とはかなり球団と確執があったのだろう。だが、コーチの打診もあったという。それを断って現役続行を選んだと。
菊保、中田廉、田中法彦はいたしかたなしか。ドラフトで入る選手がいる以上、誰かが戦力外になるからな。
そして一番驚いたのは山口翔だ。2017年ドラフト2位の23歳。本当にまさか過ぎる。僕もさんざん応援してきて、絶対に復活してくれると信じていたのだが。これはもう緒方さんに潰されたと思って良いのだろうか?
中村奨成と世界最強バッテリーになる夢は儚くも敗れたが、まだこの先の人生のほうが長い年齢なのだ。この先も頑張っていただきたいと願う。
それにしても2003年ドラ1の白濱、2007年高校ドラ1の安部、そして楽天から2010年ドラ1の福井優也が戦力外と一気にドラ1が3人も戦力外になったことも驚きだ。
さらに中田廉は2008年入団の最後の選手。これで2008年の入団選手は誰もいなくなった。こやって振り返ってみるとこの頃のドラフトはボロボロだな。
それを考えると白濱は本当によく頑張った。おそらく球団スタッフとして残るのだろう。今後も縁の下でチームを支えてくるのであれば、どれほど心強いことか。
広島07年ドラ1安部友裕ら プロ野球12球団 戦力外 退団 移籍 引退選手など/一覧 日刊スポーツ[2022年10月23日10時22分]
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