からのつづき。。
文章を書くことを夏休みの間に少しでも息子に教えようと思い、事あるごとに日記を書かせる事にした。ひょっとしたら、夏休みが終わる頃には読書感想文も書けるようになるのか?そんな期待もわずかにあったが、それは誰にもわからなかった。
神戸のおばあちゃんちに遊びに行った。書いてみ。「こうべのおばあちゃんちにいきました。たのしかったです」えっと、2泊したよな?
京都に行ってはらぺこあおむしの原画展をみた。書いてみ「はらぺこあおむしをみてきました。」感想なしか?
すいかを食べた。書いてみ。「すいかをたべました。おいしかったです」甘かった?辛かった?
従兄弟が遊びに来た。書いてみ。「いとこがあそびにきました。たのしかったです」
花火をした。書いてみ「はなびをしました。たのしかったです。」
なんべん書かせてもこれ。全部いちから教えな書かれへん。これはひょっとしたら、うちの子が特別なのか??特別だとしたら天才だ。うちの子だけが、特別に文章力が無い天才バカボンしれない??それやったら、それでえーねんけど。
とはいえ、3日分でええ「絵日記」の宿題がそれなりの数になった。そして自由研究ができていない。で、あれば、3日分の絵日記を「絵日記」の宿題として提出させて、残りを綴じて夏休みの思い出集を作れば完成するやないか。。そう考えた僕は、最後の最後で甲子園の思い出という200字原稿用紙2枚にわたる超大作を完成させた。何時間もかけて。。もちろん最後の一文には、「いつかぼくもここでやきゅうがしたいです」と、書くように誘導した。
イチローが小学生の時の作文とかあったけど、たぶんこうやって書かれたんやろな?と、この時思った。
かくして、僕と息子の戦いは終わった。結果はもうこれ以上無理(僕が)。とりあえず、僕に出来ることはすべてやった。後は、、「読書感想文どないする?」「書く」えっ?本気??
本人が書くと言う物を僕が止める理由は無い。おっ、おう。ほな書けや。まずは本決めなあかんな。幸いにして本を読むのは好きである。ただし、どれだけ内容を理解しているかは不明。たぶん、悲しい物語を読んでも感想は「おもしろかった」なのだ。はたしてこれは完成するのか。。
まだつづく。。。
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