田舎へ移住と古民家改修

「相生市への古民家移住物語」古民家改修、井戸の復旧

生市矢野町に古民家を借りて移住するまでの物語。
移住の経緯と家を借りて、自分で改修作業を行った過程をつづっております。
目次

IMG_0847ついに井戸が完成した。と言っても別に掘ったわけではなく、ポンプを手に入れる事ができてそれを取り付ける作業をした。

 この家に入って一番最初に確認したのが井戸水だった。当然というか予想通りというか井戸はあった。ポンプもある。いざ動かしてみるとタンクから水もれ。溶接で修理も考えたが、かなり古いしモーター周りも微妙だったのでできれば交換しようと思った。
それから8ヶ月。色んな人に声かけてみたが中々見つからなかった。まあ住むまでにあればいいかぐらいに思っていたのだが、先日このブログの「「相生市への古民家移住物語」古民家改修、着手編」でどなたかありませんか?と書いてそれをFacebookにも投稿してみた。別に期待していなかった訳でもないが、あればラッキーぐらいの気持ちだった。それが12月の8日の火曜日。

 それからちょうど10日後。18日の金曜日に連絡が来て「父が水道屋さんだったから、古いのが何個も転がってるのよ。でも父が亡くなってるから、それが使えるものかどうかは分からないんだけど。それでも良ければ持って行って下さい。」と。聞くとお父さんが個人で水道屋さんをしておられたが9月に亡くなられて仕事道具がそのままになってるらしい。すごいタイミングだったと思う。連絡をいただいたた方にただ感謝です。
早速その日のうちに見に行かせていただくと確かに10個ぐらいの中古のポンプが転がっていた(笑)その日はすでに暗かったのでとりあえずその中の大きめのやつ(笑)を2ついただいて帰った。
とはいえ、水道屋さんがお客様のお宅でおそらく新品に交換された物を持って帰られた物だということは容易に想像がつく。本当に使えるかどうかは微妙だった。でもまあだめなら、後何個かもらってきて部品取りで直せるかも?10個もあればなんとかなる気はした。

IMG_0836 次の日早速朝からテストしてみた。1個目。アウト。電気は通っているが全く吸い上げる気配がない。まあなんとなく音を聞いてそんな気はした。2個目。音は良い。かなり期待した。何度も呼び水をしてかなり時間がかかったがなんとか吐出してくれた。ちょっと圧が弱い気もしたがとりあえず設置してみる事にした。

IMG_0848  ポンプを仮置きして、配管も仮付けでまずはテスト。出た!蛇口から水が出た。間違いなくこれで行けると思って、蛇口を閉めた。その途端に仮配管が外れて水が噴き出した。あれ?一瞬圧力スイッチがダメなのかな?と考えたがよくよく考えると仮配管では外れて当たり前か。素人だからその辺りの事が分からんかった。ただそうなると、ポンプをテストするためにすべての配管を固定する必要がある。それはかなりしんどいと思った。なぜならポンプごとに給水口と吐出口の位置やら径が違うので他のポンプをテストしようと思うとかなりの配管をやりかえる必要がでてくる。

 そんな事を考えながらそれでもやるしかないのでまずはポンプを固定して、配管もボンドを付けて繋ぎなおした。後は圧力スイッチだけ。ただその前に少し圧力スイッチを確認するとやたらときれいな事に気がつく。これはひょっとして、圧力スイッチがダメになって交換した後の物じゃなかろうか?そんな淡い期待もあった。実際の事はわからんが、すべてセットして再度呼び水を入れる所からやりなおし。やっぱり時間がかかったがとりあえず蛇口から水が出た。そして恐る恐る蛇口を閉める。止まった!
どうやら上手く行ったらしい。これで無事に井戸水が使えるようになった。

 

 とは言ってもこれから各所にその井戸水を送る配管をやっていかなければならない。それはそれで大変な作業が残っているが、とにかく井戸が使えるようになったので一安心。その勢いのまま洗濯機へ配管を送る作業に入る事ができた。洗濯機はそもそも脱衣場の場所に置く設計になっていたのを脱衣場から出た所へ場所を変えようと考えていたので、どのみち配管をやりかえる必要があった。

つづく

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moja
昭和47年生まれ。生まれた時からカープファン。 姫路生まれ姫路育ち。現在は相生市矢野町榊。 パソコン販売・修理・組立、出張サポート、ホームページ制作・WEBデザインなど。 奥さん1人と4男の父 真宗門徒
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