うちでは、だいたい月に2~3度母ちゃんが夜にいない日がある。仕事だったりPTAだったり色々なのだが、そんな日は決まってカレーを作ってくれて出かけて行く。
母ちゃんの作るカレーはほとんど毎回同じ味だ。同じルーを使っていればそう大きく変わる事も無いのだろう。うちでは子ども用にカレーを作るので辛く無いカレーを作ることがほとんどだ。
だが今回は僕が少し味見しただけでも、ちょっと辛いか?と思うようなカレーだった。でももう出来上がってるのでどうしようも無い。黙ってそのカレーを食卓に並べて、食べてもらった。
一番辛い味に敏感なのは長男である。あれが何も言わなければ、多分大丈夫だろうと思いながら見ていると、何も言わずに食っている。しかもお替りまでしているではないか。僕の思い過ごしだったか?と思っていたら、2杯目の途中まで食べて案の定「辛い」と言い出した。
今頃かよ??一人が言うと、全員が後に続く。。「辛い、辛い、辛い」なんなんだよ?今まで黙って食ってたじゃねーか。これをやられると僕も少し腹が立つので、めんどくさいから「自分で水入れて来い!」と言い放ってしまった。
「はーい」と言いながら、長男と次男がコップを取りに行き、水を汲んでテーブルに戻ってくる。
にもかかわらずだ!三男はカレーの器を持って兄たちが、水を汲み終わるのを待っている。。
僕 「何しとんねん??」
三男「え?水入れる」
僕 「何に?」
三男「カレーに」
ああ俺が「水入れて来い」って言ったのか。。なんて素直なやつなんだ。
んでもだ、目の前で兄たちがコップに水入れてんだよ???それ見りゃわかるんじゃないん???
んー、子どもを甘くみてた。子どもは純粋なのだ。言われた言葉をその言葉通りに行動する。
確かにこの場合僕の日本語が間違っていた。「水を汲んで来い」、もしくは「コップに水を汲んで来い」と言うべきだったのか。。
おかげでさっきまで腹が立っていたのがウソのように笑い転げている自分がいたのだ。ありがとう子どもたち。またひとつ勉強させていただきました。。
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