2019年の記事を見つけた。
自民党安倍政権と統一教会。2013年参院選時に蠢いた策動<政界宗教汚染〜安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第1回> ハーバービジネスオンライン
自民党安倍政権と統一教会。いつ安倍晋三は「変節」したのか<政界宗教汚染~安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第2回> ハーバービジネスオンライン
この2本の記事によると、
1968年に統一教会(世界基督教統一神霊協会、2015年、世界平和統一家庭連合に改称)系の政治組織・国際勝共連合の創設を後ろ盾となる。祖父の岸信介は教団と友好関係にあった。
父親の安倍晋太郎は、教会員を自民党国会議員の秘書として紹介し各議員を教団のセミナーへ勧誘していたとされる。
ただし、安倍晋三は統一教会とは一定の距離を置いていた形跡がある。
では、安倍晋三自身が教団サイドと緊密な関係になったのは「いつからだったのか」
直接の関係が最初に浮かび上がったのは2006年。
同年5月、統一教会系政治団体・天宙平和連合(UPF)が福岡で開催した合同結婚式併催イベント『祖国郷土還元日本大会』に、当時官房長官だった安倍晋三と元法務大臣で衆議院憲法審査会会長の保岡興治(2017年引退)が祝電を贈った。
2010年の参院選前にも教団の政治組織・国際勝共連合の内部通達とされる文書が漏洩した。
その文書は2006年のものと推測できる。その文書には
ジャーナリストから政治家に転身し、継続して同教団の批判を続ける有田芳生参議院議員を名指しで落選させるよう指示が出されており「安倍先生、山谷先生なくして我々のみことばの成就はありません」
「有田対策ですが、くれぐれも宜しくお願いします。相対的に有田退治になります」
との文言があった。(ただし、勝共連合は文書自体を「捏造されたもの」と主張している)
と記されていた。
2007年から2010年にかけて、全国に点在する教団系の霊感商法店舗が特商法違反等で摘発を受けた。中でも教団幹部に衝撃を与えたのが2009年、警視庁公安部による渋谷の印鑑販売会社『新世』の摘発だ。
公安部は教団のお膝元である南東京教区本部事務所や地区教会である渋谷教会などへ家宅捜索に入った。
そして本丸である教団の松濤本部への“ガサ入れ”があるのではと噂が立った。実際にこの時、公安部は教団の松濤本部への家宅捜索を視野に入れ動いていた。公安は統一教会を潰しにかかった。
これを危惧した教団松濤本部は、複数の有力な警察官僚出身の国会議員へ庇護を求めた。国際勝共連合の梶栗玄太郎会長がこれらの国会議員に懇願し、結果として教団本部への家宅捜索は実現しなかった。
この時、同時に名前が上がったのが亀井静香と小野次郎の両衆議院議員。ただし亀井は回答なし、小野は否定。
2012年12月、政権を奪取した安倍晋三は悲願である憲法改正を実現するために長期安定政権を目論んでいた。そのためには、組織票にとどまらず無尽蔵の人員を派遣してくれる統一教会を利用しない手はなかったのだろう。
そして教団サイドと距離を置いていた筈の安倍晋三は、悪魔の取引を結んだ。
翌2013年3月、都内で開かれた統一教会の政治組織・国際勝共連合の太田洪量会長の就任式に多くの自民党国会議員が出席した。
2013年夏の参議院議員選挙直前、全国の信者に対して以下の内部通達を出した。
自民党から比例全国区に立候補し当選した元産経新聞政治部長・北村経夫さんは、山口出身の政治家。天照皇大神宮教(「踊る宗教」とも)の北村サヨ教祖のお孫さんです。首相からじきじきにこの方を後援してほしいとの依頼があった。(なお、教団広報局は信者に対する北村への組織票指示については否定している)
なお、記事内では
政治家の講演については「ウチは創価学会とか幸福実現党みたいな独自候補を出しているわけではないし政党も持っていないので」と前置きした上で「いろんな方から講演要請がある」として維新の会の候補者からも打診があったと明かした。
と、維新もなんらかの接触があると触れられている。
これが2019年の記事だがカルトと政治権力が手を組むと、いとも簡単に選挙をひっくり返す事ができるという事だ。ぜひ多くの方に記事全文を読んでもらいたい。
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