たいこ弁当の終わりに。moja.asia

今日、僕のFBで一番賑わったニュース。「「たいこ弁当」の本陣、自己破産申請へ」

　兵庫県姫路市など播磨地域で１９店舗を展開する直営弁当店「たいこ弁当」で知られる食品会社の本陣（加西市）が３１日、事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが分かった。帝国データバンク神戸支店によると、負債総額は２１億円。

　本陣は１９７２年、仕出し料理店として創業。近年はコンビニエンスストアとの競合が激しく、法事向け需要も減少していた。個人客への仕出し、スーパーへの弁当供給、企業への弁当宅配から順次撤退し、「たいこ弁当」に特化。立て直しを図ったが、１６年９月期で４年連続赤字となり、事業継続が不可能と判断したという。

神戸新聞NEXT

　たいこ弁当に特に思い入れもない。いや、ひとつだけあるとすれば、昔、父に連れて行ってもらった海の帰りに生野のたいこ弁当でメシを食ったことか。
とは言え、良く世話になったのも事実だ。高校時代、加西に友人の多かった僕は、正月のバイトの一番人気が「本陣」だった。結局僕が行く事は無かったが。高校卒業後は亀山のたいこ弁当で深夜に良くメシを食った。長っちゃん、あんちゃん、竹田と。その後も彼女とバイキングと言いながら行ったり、土建屋時代の昼メシでもお世話になった。

　後は、最近のことになるが、長男が物心ついて車で走りながらたいこ弁当を見て「父ちゃんあれ何？」と聞くので、「あれはレストランやで」と教えた。そして「レストランは美味しいご飯を食べる所やねん」と。その後、あんまりにたいこ弁当を見るたびに「レストラン行きたい」というので、１度だけ連れて行ったことがある。それで納得したのかどうか、二度と行きたいとは言わなくなった(笑)

　そのたいこ弁当が終わるのは、ひとつの時代の流れか。とはいえ、地元資本がコンビニに負けるのはやはり気分が良くない。再建の道があるなら、なんとかなって欲しいとも願うばかりだ。利用価値は十分ある。僕なら立て直す自信がある(笑)