わが村にあるお宮さん、金峯神社。
田舎に住むと、いろいろな当番が回ってくる。そのうちのひとつが、お宮さんのお世話。隣保単位でその役割が回ってくるので、何年かに一度の事ではあるが2018年度はうちの隣保が当番にあたっているので4月から何度かお宮さんの掃除に参加させていただいた。
そして今月は、お宮さんにご飯さんをお供えするというのが、我が家の当番となった。というか、お宮さんにそれをお供えするのだという事を初めて知った。
お内仏なら、ご飯さん、或いは御仏飯と言うが、果たしてお宮さんでもご飯さんと言うのだろうか?わからないのでここでは「ご飯さん」と言う事にする。
お供えするのは、今日1日と15日の2回。ひょっとしたら、昔は毎日だったのかも知れない。とにかく今は月のうち2日だけお供えするらしい。
お供えするための器は、
こんなおかもちのような箱に入って回ってくる。
中を開けると、
御仏飯と同じような器が入っている。実際にお供えするのは、洗い米。これもなぜかは分からない。ただ、昔はご飯さんをお供えしていたらしいが、現在では洗い米とされている。多少、簡略化されたのかもしれない。
お供えさせていただくのは
拝殿の一番奥の御神殿の中である。まさか自分であの扉を開ける日が来るとは夢にも思ってなかった。そういえば、出雲大社に行った時、ちょうどその日のご飯さんをお下げする時間で、その儀式が行われていた事を思い出した。あれか!!
初めて覗いた本殿の中。なんと、ご神体は鏡だった。「昔はよく、鏡も盗まれたんやで」と、村のばあさん。ご神体盗むて何考えてねん??てか、この枯れてない榊はだれが世話してんねん???
もっすごい謎だらけだったが、これが本殿でここに天神さん、そして脇の拝殿に権現さんが祀られているという事だ。
ちなみに権現さんの拝殿には
扉の中にさらに拝殿があった。マトリョーシカ的な??そしてやはり榊があるし、拝殿の中の拝殿に仏さんみたいな神様がいてはる。。よくわからんが、これこそが権現様なのだろう。
ご飯さんは朝上げて、その日の夕方に下げる。今回はとても貴重な経験をさせていただけた。ありがとうございました。
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