毎年8月に入ってお盆が近づいてくると、ふと考える。
お盆?盂蘭盆会ってなんだっけ??
そして3年前に見つけたブログが
北陸のたぶん金沢の真宗のお寺さんらしい。
ここに盂蘭盆会の定義というか意味が書かれていた。
初めて読んだ時はなるほどー!!と思い、なんかわかった気がしていた。
あれから毎年この時期になるとこれを読むが、よくよく考えたらあれっ?となる。
僕はお盆やお彼岸に墓参りに行く習慣も、そもそもその思考が無い。なぜか?子どもの頃から親に教えられなかったからだ。
僕が親に連れられて自分の家の墓に参ったのは多分小学校の低学年の頃だ。それはまだひとりで留守番が出来なかったからだ。逆にその年齢を過ぎてから連れて行かれたことも無ければ、行って来い、ついて来いと言われた事もない。
なんでだろう?あれは自分たちの建てた墓で僕には関係無いと思ってんだろうか?それとも兄貴もいるし、まともにいけば僕はあの墓に入らん?から関係ないと思ってんだろうか?
よくわからんが、とにかくうちの親は僕に墓参りを教えなかった。いやいやいや、いい大人なんだから、そんなもん誰に言われなくても行くのが常識だろうと言われるかも知れないが、すでに墓に行かない(行く事が無い)のが僕の常識になってしまってるし、かと言って、お盆はお彼岸はお墓参りに行くんですよと教えてくれる人もいない。
それが一つ目の理由だ。もうひとつは、いまだに親が健在だという事だろう。ばあちゃんが死んだ時にも書いたが、福永の家の葬式は40年以上前にあっただけで、その後いっかいも無い。仮にどっかのタイミングで父親か母親が無くなり、葬式を出して墓に入ったなら、またそれを機に法事なり墓参りが始まったのかもしれないが、幸か不幸かそんな事は無かった。
だから余計に墓参りと供養の概念が薄いのだ。先祖供養というのはわかる。もちろんご先祖様が無ければ僕が無いわけで、そこに感謝する事は百も承知だ。
だが、墓参りもせずにどうやってご先祖様に供養?感謝すればよいのか?そう思うと、自然と朝のお勤めができるのだが、それもお盆の間だけだ。今年も12日~15日は毎朝お勤めができたが、月曜日になりさあ仕事となるとやはりできなかった。
僕の場合、茄子に割りばしを刺したり、墓にお供えをする以前の問題だと思わなくも無いのだが、さて正解はどこにあるあだろう?
このままいくと、うちの子どもたちにも墓参りを教える機会は無さそうだ。そもそも今の時代は墓じまいというぐらいだから、その概念も変わって行くのかもしれない。であればこれを子どもたちにどう伝えればいいのだろうか?
そういえば、どこのお寺からも盂蘭盆会、彼岸会の誘いが無い。なんでだ?僕が見落としてるだけか?
まあそれよりも、墓参り、先祖供養、これを子どもたちにどう伝えればいいのだろうか?それが今一番の課題なのかもしれない。
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