12月8日水曜日。恒例の小学校のマラソン大会が行われた。
今年は長男5年生が高学年、次男3年生が中学年、三男2年生が低学年と初めて全員のブロックがわかれた。よって、3人ともが各ブロックの歴代記録に挑戦する事になった。
まずは次男の中学年からスタート。3、4年生がまとめて走るが4年生に早い子が二人もいるので中々不利な状況。だがしかし、目指すのはブロックのレコードタイム6分37秒だ。距離は推定1500メートル。
今年から僕もストップウォッチで正確に計測する事にした。トラックを1週半まわって校門から外に出て外周を3周。1周目で帰ってきてやはり3着につけている。トップは2馬身くらいのリードがあるが、その後ろで2位にぴたりと付いている状況だった。
かなり必死で走っているし、さすがにこれ以上ペース上げろとは言えんかった。しかし2周目に帰ってきて単独2位に浮上している。トップとの差は5馬身程度か。十分だ。そのまま最後まで行ってくれれば。最後は2位の7分フラットでゴール。僕の手元の時計では6分59秒だった。
続いて3男の低学年がスタート。外周を2周の推定1100メートルコースだ。ここのレコードは長男が2年生の時に出した5分09秒。果たしてこれを三男が塗り替えてくれるかどうか。今年のマラソン大会で僕がいちばん期待した事だった。
1,2年のブロックに三男の敵はいない。唯一いると言えば、同級生の女子だけだが、そこまででも無いだろうと思っていたが甘かった。それもそのはず、彼女は昨年1年生の時に1・2年ブロックの歴代記録を更新している。そのタイムがなんと5分29秒なのだ。
スタートから飛び出した三男にぴたりとついたのはやはり彼女だった。それが1周目を終えても全く差が開いていなくて驚いた。
これは予想外に良かった。おかげで三男もペースを落とさずに走れている。しかしこの時点で恐らく記録は厳しいかなと感じた。結果は5分19秒。2着の彼女は昨年の自身の記録を更新した。立派だ。
最後に高学年がスタート。外周を4週する推定1900メートルコース。ここのレコードは2014年に出された8分7秒だ。7年前の記録。それだけでどれだけすごい記録かがわかる。
ただ、6年生にはA君という怪物がいる。今年は長男にとって最後のA君との直接対決となる。過去2回勝てなかった相手だ。
スタート直後予想通り、トップに立ったのはA君だった。その後ろに長男が付ける。他に5年生二人が後を追う形でスタートしていった。
だが運動会の頃からA君に異変があった。少し肉が付いてだいぶ体が重たそうな見た目になっていた。ちょっと今年はA君はしんどいんじゃないか?マラソン大会の練習でも長男が勝つことが増えたと聞いていた。
だが、スタートを見る限りやはりA君はA君だった。しかし1周目に帰って来たのを見て一瞬目を疑った。長男が前を走っている。
あらかじめ行けると思たら迷わず行けとは伝えてみたものの、まさか本当に前に出るとは。A君に付いて行く選択を捨てて、自分で行くことを選んだ長男の判断に驚いたのだ。そして他の5年生男子も昨年までと比べると大健闘していた。その事にも同時に驚いた。
結局、8分44秒で長男が1位。しかしこの記録は昨年のA君にも及ばない記録である。2位と3位に5年生が入り、A君は4位となった。
でも本当にみんなよくがんばった。
結果としてはタイムこそ出なかったものの全員が学年1位である。今年の結果はしっかり練習をして、全てを出し切っての結果だからそれはそれで良い。
それよりも走り終わって、全員が来年こそと口にしたのが大きな収穫だろう。
今の時期は走れば走るだけ早くなる。その事を今年三男が練習から証明してくれた。来年も是非がんばって下さい。ありがとう子どもたち。
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