映画『朽ちないサクラ』
映画『朽ちないさくら』
最初に感じたのは、出演している俳優さんの顔と名前が全くわからず、とても新鮮だということ。誰ひとりとして「この人見たことある」とか「あの映画に出てた人」というのが全くなかった。唯一中盤になってそれを思ったのが、被害者女性の母親。さすがにこの人は知ってるはずと思ったら、案の定、藤田朋子だった。
さて、藤田朋子と聞いて確かに好きな女優だったと記憶はしているが、いったい何に出ていたのか?答えは「渡る世間」だ。あー確かに言われ見ればという感じかな。だが20年以上前のことでほぼ記憶に無い。ぶっちゃけ「渡る世間」もちゃんと見たこと無いしな。だが、藤田朋子は山口智子枠で好きだったことははっきりと覚えている。
肝心の作品のほうはというと、事件ものなのに、刑事ドラマでもなく、その割に公安案件というあまり見たことのないパターンで面白かった。
ただこれ、マニアックな人のレビューを読んでわかったことだがタイトルから公安であることがネタバレしているらしかった。
「朽ちないサクラ」ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!(アメブロ)
こんな見方もあるのかと、なかなか勉強になるブログだ。
ただ僕的には、いろいろと納得がいかないことのほうが多い。
ここからネタバレ。
おそらくこれはもう原作の仕様なのだろうが、いちばん納得できないのは公安が殺人を犯したという設定。現実に公安がどんなところか知る由もないが、さすがにそれは無いだろう。これは『ハコヅメ』の原作を読んだから余計にそう思うのだ。必ずしも『ハコヅメ』が事実、現実だとは思わないが、さすがにその設定は公安への冒涜がすぎないか?
なんとなくその設定ありきがゆえに、全体の設定に歪があるように感じてしまった。パトカー3台が山道で犯人を追っかけるシーンとか。そもそも犯人が死んで真実がうやむやになるには、あそこで犯人が車で逃走するしか無かったみたいに感じる。
と、まあそんな事を言いかけるとどんなドラマも成り立たなくなるのでこれ以上はやめておく。
しかし、それらをさっぴいても面白い映画でした。特に主演の女の子、杉咲花と萩原利久、それから上司の安田顕と豊原功補の4人が良かったのかな。まあ実質この4人で回ったような作品なんだけど。だからこそ面白いと感じたんだろうな。
基本情報
公開日:2024年6月21日(金)
上映時間:119分
監督:原廣利(『帰ってきた あぶない刑事』など)
原作:柚月裕子『朽ちないサクラ』(徳間文庫)
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
主演:杉咲花(森口泉 役)
森口泉:杉咲花
磯川俊一:萩原利久
梶山浩介:豊原功補
富樫隆幸:安田顕
津村千佳:森田想
辺見学:坂東巳之助
兵藤洋:駿河太郎
浅羽弘毅:遠藤雄弥
臼澤:和田聰宏
津村雅子:藤田朋子
