mojaの生き方

52回目の誕生日に

9月26日木曜日。今年も無事に誕生日を迎える事ができた。

思えば僕は子どもの頃から自分の誕生日を祝った記憶があまり無い。唯一覚えているのは小学4年生の時に家族で外食したことくらいだ。それも普段からちょくちょく行っていた、近くの播龍というお店だった。

18歳を過ぎたころにはすでに秋祭りの段取りに関わっていたので毎年毎年祭りの練習をやってる間に誕生日が過ぎて行った。だけどそこに寂しさもなく、特になんの感情も無かった。そもそも幼少期から家族全員が誕生日のお祝いをしないのだ。もはや無くて当たり前だった。

だが大人になってよその家庭を見るようになると子どもの誕生日を祝うことはもちろん、なんなんら親の誕生日もお祝いするのがどうやら世間一般的に当たり前のように行われていた。

親の還暦祝いとか、おじいちゃんおばあちゃんの米寿のお祝いとかでご馳走を食べたり、ケーキを用意してお祝いしているのを見ながら感心したのを覚えている。

むろんうちでは親の還暦もその後の70歳や80歳のお祝いなど一度もしていない。だって家族の誕生日を祝う事を家庭で教えてもらってないのだから。教えるという表現が正しいかどうかわからんが、とにかく家庭内で誕生日を祝う事を知らないまま育った。親子の関係なんて、親がやって来たことがそのまま子に反映するんだと感じた瞬間だった。

親子の関係とはちょっと違うか。家庭内の行事なんて親がやらなければ子どもの経験は得られないということかな。例えば年末は大掃除するとか、お正月は家族そろっておせちを食べることなんかもそうかも知れない。

そんなことを見てきたので、うちでは子どもの誕生日はもちろん、僕や妻の誕生日もちゃんとお祝いすることにしている。子どもが小さい頃は特にやっていなかったが、少し大きくなってからちゃんと家族全員で祝うことをやるようになった。

それは何も将来僕がこどもたちに還暦を祝って欲しいとかそういうことではなくて、ただただ子どもたちが誰であれ他人(ひと)を祝福できる人間になって欲しいと願うからである。

ただそんな僕の思いとは裏腹に、なんか最近はただただケーキが食べれる日で嬉しいという感じになってしまった。他人(ひと)に対しいておめでとうでは無くて、自分がケーキを食べられてラッキーみたいな、そんな感じだ。それってどうなんだろうか?だけどこれ以上僕にできることも無いのでしかたがないか。いつか彼らが心からおめでとうと言える経験がありますように。

ケーキはいつもながらのむのじじょうさんおまかせケーキ。美味しいチョコレートケーキでした。ありがとうございました。

ABOUT ME
moja
昭和47年生まれ。生まれた時からカープファン。 姫路生まれ姫路育ち。現在は相生市矢野町榊。 パソコン販売・修理・組立、出張サポート、ホームページ制作・WEBデザインなど。 奥さん1人と4男の父 真宗門徒
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