僕が初めてナンバーを読んでからもう30年以上が過ぎた。
30年ほど前の当時はまだインターネットも無く、テレビもほとんど見なかった僕の情報源はほとんどが雑誌だった。
その中でもスポーツに特化した「Number」をこよなく愛してよく読んでいた。もっとも僕の場合、F1と野球の掲載がある時しか読まなかったのだが。
インターネット全盛の今、やはり「NumnberWeb」は大好きなWeb媒体のひとつで僕はナンバーが大好きなのだ。
ところが、多分初めてだと思うがとても不快な思いをする記事が掲載された。
「9回打ち切り」電撃決定で「引き分け」が10%以上に!?…日本プロ野球の大問題、 そもそも試合時間が長すぎない?
著者は広尾晃(こう)さんという方だ。
今年のプロ野球が特別ルールの9回打ち切り延長なしルールを採用するにあたり書かれた記事だが、タイトルにもある通り「そもそも試合時間が長すぎない?」と、むしろもっと時間短縮できるだろうという内容で書かれているのだ。
記事中で「筆者は毎年プロ野球を数十試合観戦しているが」と書かれているが、とてもじゃないが野球が好きな人間が書いた記事とも思える内容では無い。むしろ球場観戦とも書かれていないので、ひょっとしたら仕事のためにテレビで見ているだけかも知れない。そんな風に疑いたくなるくらい、お粗末な記事である。
そもそもアマチュアにはアマチュアの都合で時間制限等のルールもあるが、野球が好きな人間であれば誰だってそんなルールに縛られたくないと思うだろう。それをアマチュアがやっているからプロにもそれをやれとはあまりにも酷い。
元々野球とは時間制限のルールが無いスポーツである。それを長くて嫌になるというなら、サッカーやバスケットボールでも見てればよいではないか。
投手と打者のかけひき、選手交代、代打、代走、イニング交代。グラウンド整備も全て含めてプロ野球なのだ。ちょっと長めのグラウンド整備があるからトイレにたつタイミングもできるのだ。もっともそのタイミングでトイレに行くとあまりにも人が多くて時間内に戻れないのだが、それも球場観戦の醍醐味である。
そんな風に考えられない人間に野球の記事、それも僕の大好きなNumberに記事を書いて欲しく無かった。本当に残念である。
「9回打ち切り」電撃決定で「引き分け」が10%以上に!?…日本プロ野球の大問題、 そもそも試合時間が長すぎない?(広尾晃)#プロ野球 #npb https://t.co/iz3PoiqhG1
— Number編集部 (@numberweb) March 20, 2021
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