今年も無事に年賀状を書き上げた。昨年は結局1枚も出せずじまいだった。
前にも書いたが、僕は「年賀状は絶対に出す」というものでもない。出したり、出さなかったり、出せなかったり。その年ごとに色々だ。
それでもこれまで年賀状を出す時は可能な限り、年内に書いて出していたし、僕もそうする事が当たり前だと思い込んでいた。
ところが今年の正月にある人としゃべっていて、面白い意見を聞いた。年が明けて、年賀状を見ながら僕が「俺まだ書いてないねん。これから書くけど」と言うと、「それが普通やん」と言われたのだ。
えっ??と思った。びっくりした。「別にえーやん」と言われるで無く「年賀状は年が明けてから書く物だ」と言われたのだ。さすがにちょっとついて行けず「なんで?」と聞いてみた。
すると、そもそも年内に「あけましておめでとう」って言わへんやろ?年が明けてからする挨拶やん。ほな、手紙にあけましておめでとうございますって(年内に)書くほうがおかしいやん。今は郵便事情でそないなっとるだけで、「あけましておめでとう」は年が明けてからのもんやから、年賀状も年が明けてから書くんや。
皆、年賀状に「元旦」って書いてあるやろ?手紙に書く日付は、その手紙を書いた日を入れるんやで。手紙の到着する日を書くんとちゃうねん。だから、元旦に年賀状を書いた人だけが、「元旦」って書けるんや。
確かにそうだ。御文にも「文明六年 甲午 正月十一日書之」と手紙を書いた日にちが書かれている。
目から鱗だった。まさか自分がそんな事に気付いていない事にびっくりした。確かにその通りだ。そもそも年賀状が郵政省の金儲けであり、利権の温床なのである。昔の僕はそれが嫌で年賀状を書かなくなったのだった。おそらくヤマトが「年賀状サービス」を初めたらまたメール便の時のようにひねりつぶすだろう。郵政だって民営化してんのにだ。
その「郵便事情」の関係で年内に年賀状を書いていたんだ。まさか自分がその上で踊っていたとは。。
今年はたまたま、年末に書けなくてここ2~3日で書き上げたが、来年からは完全に年明けに書く事にしよう。理想は元日の夜に書いて、年賀状に「元旦」と書くことだな。
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