carp2018

【カープ】アンパンマンのFA取得に思う。

アンパンマンがFAを取得した。失礼ながら意外に早いなというのが正直な感想だ。確かにここ2~3年は目を見張るような活躍をしているが、それまでは2軍落ちのイメージのほうが強い(笑)

松山が入団した2007年のドラフト、大社分離で大学社会人が1位から篠田、小窪、松山、高校生が安部、丸、中村憲だった。アマチュアに詳しくない僕は、篠田と小窪には期待したが、松山の事はさっぱりわからなかった。篠田は社会人1位、小窪はPL~青山学院で坪井と同じ道でしかもキャプテンを努めたということでかなり注目した。

そのオフ、カープファンに激震が走った。新井さんと黒田が同時に抜けたのだ。カープ暗黒期においてまさに絶望的な出来事だった。来期、何を希望に応援すればよいのか途方に明け暮れた事を思い出す。
かすかに残った希望は、新井さんの代わりに4番が確定的になったコング栗原、大竹、ルイス、天谷、梵、中東、尾形それに緒方さんと前田さん。そしてそんな時代に入団したルーキーたちだった。

そんな中、年が明けて、キャンプイン、いきなり話題をさらったのは松山だった。

以下は2月1日付けの「赤の魂」

強烈!アンパンチ!!

強烈な打球がライトスタンド最上段に立つ大きな木の枝をバサッと削り落した。続いてファウルぎりぎり大きな当たりは場外の遥か彼方へ。大きなストライドで、飛距離を稼ぐためか、思いきり背筋を使いメジャーリーガー並みに大きく振り抜く。920グラム、86センチのバットから繰り出される打球は“あーんパンチ”のさらにワンランク上?大社ドラフトルーキー、松山竜平、通称“赤いアンパンマン”(これは冗談、もっといいネーミングはないのか?)。明日の新聞各紙の一面はこれでキマリだ。

「気持ちよくボールが(バットに)乗りましたね」というフリー打撃最初のひと振りがいきなり柵越え。これでグラウンドの目がいっせいにこの男に集まり始めた。マッハの打球は打撃投手の保護を目的とする防球ネットを直撃すると、それを倒しそうな勢い。「外角にあまり来なかったから」という配慮が働き、好きな内角に来た球が多かったにせよ、ファウルかどうか不明の当たりも含めると、相当数がライト場外に消えるすさまじさ。「素晴らしい打球。でもカーブマシンでは苦労していたね」(マーティー)というのもご愛敬。初めてのキャンプ、しかも午前中のフィジカルではついていくのがやっとの巨体を持て余し気味だったが、バットを握ると、とたんにスーパーヒーローに変身だ。

久し振りに屋外で打ったとあって「外で打つのは気持ちいいですね。でもバテてきたら下半身が使えなくなり突っ込むクセがあるので、それをなくしていきたい」と本人は涼しい顔。九州国際大の2年か3年の時にはリーグ戦で160メートル弾もかっ飛ばしたというから、これぐらいは序ノ口なのかもしれない。

もちろん、今日は“ご祝儀相場”とあって、その人並み外れたパワーを実戦でも発揮できるかどうかは今後しだい。ただ、マーティーが期待していた戦力のひとり、赤ゴジラ嶋が日南スタートとなったこの時点で、この松山の存在がクローズアップされることは首脳陣にとって願ったりかなったり、ということになる。

帰りのバスに乗り込む前、報道陣から「日ハムの中田翔が同じこの沖縄で梨田監督も呆れるほどの打球を飛ばしているようだが…」と向けられると「高校生でしょ。けっこう騒がれている相手には負けたくないですね」と持ち前の“赤の魂”で即答。恒例の監督会見でマーティーが開口一番「すごい一日だった」と実り多き初日を振り返ったがホントにすごい“アンパンチ”だった(これも、もっといい言い方はないのか!)…。

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この後も「強烈!アンパンチ!! 」は2月20日の「強烈!アンパンチ!! 5」まで実に5回のシリーズとなった。これを読み、期待に胸が膨らんだ。と同時にようやく新井ショックから立ち直るきっかけができた。

この頃の話題は常にアンパンだった。ところがそれも長くは続かなかった。

3月14日の「赤の魂」では次のように書かれた。

失速のアンパンチ
雨の広島市民球場。選手は屋内練習場で打ち込んだり、からだをケアしたりと調整を続けている。午後から紅白戦が予定され、その後は福山に移動するカープナイン。その中に松山の姿はない。

「あすからは二軍でやってきます。最近の自分の調子からしたらまだやれると思うので…。アピールしきれなかったという気持ちが強いですね」

昨日の紅白戦のあと開かれた首脳陣のミーティング。そのあとマーティーから通告を受けたアンパンマンからはキャンプ当時のような笑顔が消えていた。

順調に開幕デビューの階段を上ってきた。自慢のバットはいく度となく火を噴いた。だが「結果が欲しくなった」ころから微妙にスイングに、投球との間に、タイミングに乱れが生じた。

「3日前より2日前、2日前より今日、とどんどん速くなっている…」どっしりしたアンパンチの構えの変化を素早く見抜いたマーティーは、その心の焦りをも見透かしていたようだ。もう一度、自らのスタイルを見直して来い、という意味もあるはずだ。

急きょ、由宇組から嶋が呼び寄せられたもの、そういう理由も手伝ってのことだろう。松山とともに中東も二軍行きを告げられ、一軍外野争いは前田・緒方の両ベテランに嶋、森笠、アレックス。ここに赤星と天谷が、さらには喜田剛も加わり鞘師を入れて9人バトルとなった。

奇しくも日本ハム・中田と同じ日に二軍行きを告げられた松山。一軍に戻ってくるのはどちらが早いか?逆境になるほどに力を発揮するタイプ、という最初の出会いからの印象が本物なら復活までにそう時間はかからない。

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この後、2008年に1軍で2試合に出ただけで、その後も毎年キャンプでは名前が挙がるが、いまいちパッとしない印象になってしまった。個人的には本当に応援していただんが。。

ところがここ2~3年、本当に凄い選手になってしまった。そしてとうとうFAの取得まで。同期1位の篠田はもうすでにいなくなってしまった。丸はすごいことになってるが(笑)

まあ、結局何が言いたいかというとだ、僕は入団当初から松山の事を応援してたんだよ。って事だ。2軍の試合でもいっぱい観た。これからも是非カープでがんばってくれる事を期待している。

ABOUT ME
moja
昭和47年生まれ。生まれた時からカープファン。 姫路生まれ姫路育ち。現在は相生市矢野町榊。 パソコン販売・修理・組立、出張サポート、ホームページ制作・WEBデザインなど。 奥さん1人と4男の父 真宗門徒
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