漫画

ハコヅメ 番外編『アンボックス』の終わりに

今年に入って始まった、ハコヅメの別章アンボックスが先週号のモーニングで終わった。

これまでネタバレになるような記事は書かないほうが良いと思って、できるだけ作品のネタバレは書かないようにしてきたが、もうどうにも我慢ができない(笑)。書きたい、伝えたい、宣伝したい。

やはり自分の推しは1人でも多くの人に知ってもらいたいと思うように最近は考えるようになってきた。

という事で多少ネタバレも含みながら書きます。

まず、本編はさておき、今時代はアンボックス。本当なら1話ずつ全10話全てにおいて書きたいくらいだが、ちょうど完結したところなのでちょっと最初を振り返ってみる。

この別章が始まる少し前に、その139「最後の昼餐」のタイトルで岡島県警、町山署において懇親会が開かれた。その懇親会の場面が予告に使われる。

そして「この中に裏切り者がいる」と書かれている 。

さらに作者の泰三子(やすみこ)さんのコメントが添えられていた。

『アンボックス』の題材は殺人事件で、楽しい事は何も出てこないので、目にしたくない方が飛ばしやすいようにタイトルを変えました。
フィクションですので10話後には必ず日常である『ハコヅメ』に戻ります。
その時にはまたよろしくお願いします。

どれほど恐怖なのか?この時はまだ全く想像もできなかった。

番外編開幕 ハコヅメ~交番女子の逆襲~別章アンボックス
くノ一捜査官・黒田カナ。警察学校卒業から数年後、男女間トラブルに端を発するとある事件が彼女の警察人生を大きく変える。

この、男女間トラブルの事件はすでに本編で描かれている。今から考えると最初から仕込まれていたのかもしれない。この作品にはそういった面白さが随所にある。だからもし、今から初めて読むのであれば、必ず第1巻第1話から読んでいただきたい。ちなみに第1話も「アンボックス」なのだ。

この物語は岡島県警の不作五人衆と言われた黒田カナが、彼女の正義を貫いた物語であるー。そう書かれた物語は警察学校時代の回想から始まった。

アンボックス第1話「くノ一誕生」で描かれたのはカナの生い立ちと、その正義感の観念。そして警察組織がいかに異様な組織かという事だった。

その一番がこのコマだろう。

「死ぬけど行ってくれ」の命令に何も考えずに「了解!」と即答する山田。「正義感」からいろんな事が麻痺される仕事であるという事だった。

そして2話からの事件に繋がっていく。2話から事件の前振りが書かれ、そして事件が発生する。その事件解決に向かって進んでいくストーリー運び。

ところが一向に解決に向かわない中で警察組織にとっての最大の「裏切り」が発生する。

確かに読みながらちょっとキツいな思う事もあったが(なんせ週刊なので一気に読めないのだ)、最後の最後に感動で泣かされた。改めてこの作品のすごさを思い知らせれた、今回のアンボックス。

アンボックスで事件になった男女間トラブルもそうだし、生活安全課の西川係長の写真など、作者の泰さんが言う、日常の『ハコヅメ』には要所要所でちゃんと伏線がある事がわかる。

また今回のアンボックスで登場した岡島新聞の女性記者、五十嵐凜香(いがらし・りんか)も今後の日常のハコヅメで要所において登場する事になるのだろう。

連載開始から3年半、まだまだ先は長い。おそらくドラマ化やアニメ化もあるだろう。是非1人でも多くの方に読んでいいただきたい作品である。

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moja
昭和47年生まれ。生まれた時からカープファン。 姫路生まれ姫路育ち。現在は相生市矢野町榊。 パソコン販売・修理・組立、出張サポート、ホームページ制作・WEBデザインなど。 奥さん1人と4男の父 真宗門徒
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