つづき。
マナ助産院で出産するにあたり、マナさんが提携されているマタニティヨガに参加させていただく事になった。強制だったか自由参加だったかはもう覚えていない。
検診の後に近くで開催されている教室に通う事になった。そこで和道ヨガのヨガ助定の先生、助定さんに出会った。ヨガ助定の教室は垂水にあるが、週に1回だけマナ助産院の近くでマナさんに通う妊婦さんのための教室が開催されていた。
まず最初にここで、妊婦は出産後1ヶ月の間、一切の家事をしてはいけない。寝たきりであれという事を教わった。理由はお産で骨盤が開くとか、歪むとか。なので、お産の後一か月後に先生に矯正してもらうまでは、できるだけ動くなという事だった。調べるとこれには賛否ある。だが、助定さんが言うには若い人はすぐにどうにかならなくても、高齢になってからその影響が出る言う事だった。
正直、最初にこれを聞いた時はさすがにちょっとビビったが、この話しが出産後の家事を僕が全部やる決断に至った事は言うまでもない。この事が無ければもっとお産をなめていたかも知れない。
この当時、助定さんからヨガに限らず様々な事を教えていただいた。ヨガ、お産、出産、育児、その中で体の使い方、動かし方など。
中でも一番衝撃を受けたのは牛乳を飲むなという話だったかも知れない。まだ、内海聡さんとも船越康弘さんとも出会う前。真弓定夫さんや東条百合子さんの名前も知らない頃に聞いたこの話はすぐに理解できなかった事を思い出す。
そして妊娠期間中を通してよく怒られたこともある。とにかくよく逆子になるのだ。理由はわからない。検診のたびに逆子になってますと言われてそれをまたマッサージで改善してもらったり、安定期に入ってからは妊婦はとにかく動けと怒られたものだ。これに関してはほぼ全て同じ意見だろう。のちに知る故吉村先生もそのように言われていた。
とにかくここで学んだ事がのちに我が家が自然食を取り入れるようになったり、いわゆる医者や薬に頼らない自然な生き方の始まりだったように思う。
つづく。
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