待ち続ける「あと１本」対西武２回戦、６月１１日moja.asia

交流戦２試合に投げて２敗の森下。防御率も3.30まで下がった。もうこれ以上負けるわけにはいかない。そしてなぜかスタメンに１番宇草。打率は.184。指名打者の松山も.197でついに２割を切った。まったく夢の無いスタメン。

西武
先発投　松本航　右4.46
1　右　若林楽人右.294
2　遊　源田壮亮　左.243
3　左　オグレディ　左.250
4　一　山川穂高　右.314
5　指　栗山巧　左.250
6　中　愛斗　右.239
7　三　平沼翔太　左.000
8　二　外崎修汰　右.213
9　捕　古賀悠斗　右.125

広島
先発投　森下暢仁　右3.30
1　左　宇草孔基　左.184
2　二　菊池涼介　右.265
3　指　松山竜平　左.197
4　一　マクブルーム　右.268
5　三　坂倉将吾　左.291
6　中　上本崇司　右.299
7　右　堂林翔太　右.276
8　遊　小園海斗　左.225
9　捕　石原貴規　右.000

２対１で敗戦。「そうですね。そういう（攻撃の）形はね、できた中で、あと１本がなかった。自分たちのやる野球というのはね、今までしてきた中で。あと１本というところで、まぁそこでしょう、今日はね」と振り返った佐々岡監督。

今季なんど同じコメントを聞いただろうか？「あと１本がね」「あと１本がね」「あと１本がね」「あと１本がね」負けるたびに同じコメント。もう聞き飽きた。

これで３年連続での交流戦最下位確定。１８試合制になった１５年以降、１１敗したチームは１８年の広島がリーグ優勝するなどシーズンＡクラス入りは３チームあるが、１２敗以上となると過去１１チームすべてＢクラスに沈んでいる。

【広島】不吉データ…開催３年連続の交流戦最下位確定　１８試合制で１２敗チームはＢクラス率１００％　スポーツ報知

前日の野村に続き、初回に失点した森下は二回にも得点を許し、２点を追いかける展開から三回、小園が出塁して、石原の犠打で送って宇草のタイムリーで１点を返した。

四回には先頭のマクブルームと坂倉の連続ヒットで無死一、二塁から上本の犠打から堂林も出塁で一死満塁のチャンスで「あと１本」が出なかった。
五回、宇草が四球で出塁すると菊池の犠打。最後は一死満塁となり坂倉ゲッツー。

六回にも先頭の上本が出塁すると堂林が送って一死二塁から小園と石原の代打曾澤がキャッチャーファールフライと最悪の結果。

四回、五回、六回と出るサインは送りバントばかり。エンドランもなければ、盗塁も満塁からのスクイズもない。ただただ犠打を繰り返す。そしてチャンスを作っては「あと１本」を待つだけの作戦。頼れる代打もいなければ、代走も出さない。マクブルームや松山なんて、出塁すればとっとと代走でも出せばよいのだ。少ないチャンスをものにしようという覚悟が全く見えない。

一方の辻監督は初回の２点を死守すべく、先発を四回で交代させて小刻みに継投してきた。必死で向かってくる相手にあと１本を待つだけでは勝てるはずもない。

泣いても笑っても交流戦残り１試合。佐々岡監督の覚悟を見せてもらいたいものだ。