1月24日、月曜日。午前9時40分、事務所に着く直前に電話が鳴る。子どもらの小学校からだ。車を停めて電話に出ると、電話の向こうは三男の担任だった。
「三男の熱を測ったら38.4度でした。お迎えお願いします。」
どうも僕にはコロナの概念が無いので、この時はまだ大事にとらえていなかった。まあ連れて帰って寝かせとけばいいか。医者に行く発想など微塵も無かった。
母ちゃんに電話して迎えに行けるか確認すると、お客さんのところに向かってる途中だが引き返しますと言ってくれたのでお任せした。
しばらくして、母ちゃんが電話してきた。えらく怒っている。「大事になってたよ。」聞くと校医の先生が、ビニールカッパに手袋をして出てきたとか。なんかバイキン扱いされたらしい。そして、長男と次男も強制下校。二人は平熱である。さらにこの時点ですでに保育園にも連絡が行っていて、平熱の四男も隔離されているとの事。
ここで初めてこの事がとてもめんどくさい事に気が付いた。当然、学校からは診察を受けろとの指示が出ていた。まずは母ちゃんを落ち着かせる。幸いうちのかかりつけの医師は比較的マシである。だからこそ、かかりつけに選んでいるのだが。
PCR検査を受けなければコロナにかかる事は無い。これが2年前から僕の考え方の基本である。僕は人生でインフルにかかったことがない。熱が出ても医者に行かないからだ。もちろん、熱があれば家で寝る。熱が無くてもダルければ休む。逆に無症状なら働く。当然である、無症状は健康なのだ。無症状という病名など聞いた事が無い。どこの医学用語にも無いだろう。
さて、いくらマシな医師でもこのご時世どうだろうか?だけど、受診が強制されている以上、この医師にかけるほか無い。一応PCRを強制されれば、断ってくれと言って、とりあえず三男だけ連れて行ってもらった。
保育園の対応は病院のあとでいいという事だった。こちらも事を大きくしたくないのだろう。
この時、すでに三男も熱を測りなおしたら36度台だったらしい。病院に行って、結果は「症状も無いし、すでに熱も下がっているので大丈夫でしょう」との事だった。どの道、PCRもすぐにできないらしい。
さらに、兄弟も受診すべきですか?と聞くと、症状が無ければその必要もありませんと言うことだった。良かった。やっぱりまともな医者だった。「無症状」という病名はつけられなかった。
夜、家に帰って三男に事の顛末を確認すると、まず検温表を忘れたらしい。そして熱を測るが、どうもちゃんと数字が出なかったので1時間目が終わってから測り直しとなった。その時も2~3回測りなおして出た数字が38.3度だったと。
いや、ちょっと待て。その体温計大丈夫か?学校で38.3度の数字が出て、家に連れて帰って熱を測ったら36台だったんだよ?本人もしんどくもなんとも無かったと言うてるし。そして、その数字を見て慌ててビニールカッパをかぶっても遅いだろうよ。まともな頭ならそう思うぞ。
三男だってさすがに38度超えたら今までなら寝てたよ。しんどいって言って。今回に限っては始めから間違いだったんじゃ無いのかとさえ思えてきた。
いずれにせよ、ちょっと過敏過ぎるんだよ。もう無駄な税金使って意味のない検査とかやめにしろ。そして無症状という病名をつけて隔離をするな。もはや5類にするのになんの問題も無いだろう。
かくして、子どもたちは今日も3人仲良く、元気に登校していった。コロナ?オミクロン?何それ?
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