第77回ちばてつや賞一般部門大賞受賞作がモーニングに掲載された。
死んでしまった猫のミー。死んだ後も街を元気に走り回っている。死ぬとお腹は空かないけれど、今でもどうしても食べたいものがある。それはーーーじーちゃんがいつもくれたツナ。その願いを叶えるために、ミーは旅に出る。
不覚にも泣いてしまった。これぞちばてつや賞大賞作品というような作品だった。
猫の名前のミーとタイトルの「スタンドバイミー」のミーは一緒なんだろうか?そこが気になる(笑)
モーニングの新人賞】 第77回ちばてつや賞一般部門、最終選考の結果発表です。
本日発売のモーニングにて私の作品が掲載されています。コロナ禍で気分が落ち込んじゃったりしちゃいますが、これを読んで少しでも気持ちが軽くなればいいなという願いを込めて。#ちばてつや賞 https://t.co/qoYJNEOrX0
— まつももゆき (@yukiimatumomo) July 9, 2020
ちばさん選評
ストーリーも演出、キャラクターもすべてバランスよくうまい。最後、猫だと気づく前の、ちえがじーっとうずくまる、あの「間」がよかった。「この子はちえじゃない」っていうおじいさんのセリフも、ドキッとさせられました。お母さんからしたら、「えっ!?」ってなるよね。30ページという、短すぎず、かといって冗長でもない長さもいいですね。「間」がしっかり使われている。「間」は僕が一番大切にしていること。なくてもいいコマなんだけど、でもそれがあることで、グッと心に響いてくる。絵も優しくて、ゆったりと楽しめるよい作品でした。
いつもながらのちばさんの選評。これが全てなんよね(笑)これを読むと他に書ける事がないw
「スタンドバイミー」
読み切り 第77回ちばてつや賞一般部門大賞 受賞作
作者 松本勇気
掲載 週刊モーニング 2020年7月 32号
090-3990-0645