スピード違反

　県道449号線。矢野町真広から下田を右に折れて若狭野へ抜ける田舎道を車で走っていると、突然けたたましいサイレンが鳴り響いた。だがすぐには、あたりには何も見えない。とりあえず減速しながら走って行くと左からパトカーが現れた。ああ、やってまったか。

　この道、僕が引っ越してきてからのここ２年で４～５回、いやもっとかな、ネズミ捕りを見かけた事がある。なので普段は本当にゆっくり走っているのだが、ふと忘れた瞬間だった。普段から良く通る道なので、つい忘れることがある。そんな時は、はっと気がついて、助かったと胸をなでおろすのだが、今日はそうは行かなかった。

　しかし、何年ぶりだろうか？お巡りさんに止められるのは。それぐらい長い間、捕まってなかったのに（違反をしていないわけでは無い）。ひょっとしたら前回捕まってからもう3年以上経つかもしれない。今年の免許更新がすめば、いよいよ次はゴールド免許が見えてくるんじゃないか？と、そんな甘い妄想をしていたのが悪かったのか。

　それにしても僕は18で免許を取ってから、ほぼ毎年捕まってきた。初心者講習も受けたし、短期、中期、長期の免停、そして免取り。すべて経験してきた。ただ1度だけ空白の3年間を除くと。その3年間だけは無事故無違反で過ごすことができた。まああれはあれで奇跡だった。そして今回も多分3年以上過ぎただろうか。だいたい3年が限界なのかな。

　40キロ制限の道路を23キロオーバーの63キロ。罰金１万５千円と、点数２点。ま、これくらいですんで良かったという事か。やはり僕にゴールド免許は似合わないらしい。

　

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