ドラフト1位の斉藤優汰投手がどんな選手なんだろうか?果たして本当にドラ1でなければならなかったのか?気になったので調べてみた。
斉藤 優汰(さいとう・ゆうた)
2004年(平16)5月27日生まれ、北海道岩見沢市生まれの18歳。
家族は母と弟。189cm、91キロ。右投げ左打ち。
趣味は小説を読むこと。学業でも「学年で1番」
甲子園出場経験無しの高卒ドラ1は北別府さん以来。
日の出小4年時に岩見沢日の出リトルタイガースで捕手として野球を始める。
明成中では軟式野球部で2年秋に捕手から投手に転向。
中学3年時に誘いを受けた高校は2校のみ。道内でもほぼ無名の存在で「高校で野球を辞めようと思っていた」が、一つの言葉が野球人生を変えた。中学2年時、漫画「ハイキュー!」で知った「習慣は第二の天性なり」。どんなに疲れている時でも毎日ストレッチや勉強を欠かさず、寮では1日にどんぶり茶碗10杯の米を完食。189センチ、91キロのたくましい体に成長し、ドラ1にまで上り詰めた。※1
苫小牧中央高校進学後はコロナの影響で4月から休校。1年秋から控え投手として背番号18でベンチ入り。
2年生の夏の地区予選で先発して6回無失点。
南北海道大会初戦の北海高校戦では1.1回4失点と打たれ敗戦。
2年時秋にエースとなり背番号1を背負い全道大会出場も初戦敗退。
この頃からプロのスカウトの注目される。
冬の期間に下半身強化に取り組み3年春の北海道大会で自己最速を更新する151km/hを計測。
続く全道大会でも夏にKOされた北海高校との初戦で9回11奪三振2失点の完投でリベンジを果たす。
その後も好投を続けチームのベスト4に貢献。そして、最後の3年夏の大会では地区予選2試合で29奪三振と圧巻の投球を見せると、続く南北海道大会初戦で 『とわの森三愛高校』 相手に9回封。 準々決勝 『北照高校』 戦では9回4失点と順調に駒を進めるも準決勝の 『札幌大谷』 戦で打ち込まれ8回コールド負け。 3年間で甲子園出場とはならなかった。
球種はストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップ、フォーク。
ゆったりとしたワンドアップから189センチの長身を活かし高いリリースの角度あるフォームが特徴。
回転数の多いストレートと、切れ味鋭い変化球を交え、三振の山を築くスタイル。
最大の武器は最速151キロを誇る直球。元阪神・藤川球児氏や元中日・中里篤史氏に憧れる右腕は「ストレートで空振りが取れる投手になりたい」と力を込めた。※1
各球団のスカウトのコメント。
日本ハム・稲葉GM|
「真っすぐの強さがあるし変化球もスライダー、フォーク、カーブとバリエーション豊富。フィールディングも上手。レベルの高い投手と感じた」
ロッテ・柳沼強スカウト|
「成長著しい。フォームのバランスも球質も良い。スライダーもブレーキがある」
DeNA・河原隆一スカウティングディレクター
「春に評価を上げた好素材。スケールが大きく、変化悠で簡単にカウントが取れる。大舞台での強さも魅力です」
西武・渡辺久信GM
「今日初めて見たけど、ボールも強いし、非常にバランスが取れた投手というイメージ。これから夏までにもう1ランクアップする可能性があると思う」
巨人・柏田スカウト
「スピードが出る。上背もあり、未完成なところもあるが、伸びしろがある。冬の間、ちゃんと練習してきた証拠。夏までに楽しみが多い」
こやってみると、なるほど確かに各球団にマークされていて、上位指名だった事も頷ける。さて、背番号が何番になるのか気になるところだ。
新井監督のコメント。
「大きくて、すごくいい体をしている。自分の高3(時)と比べても、はるかにしっかりしている。どんどん鍛え、まだまだ成長してくれると思います」
「映像を見ると、強さというか、馬力は黒田(博樹)さんとかぶる。最終的には黒田さんのような、チームのために腕を振れるエースになってほしい」
1位指名された斉藤優汰の話
すごく光栄に思っていますし、きょうという日があったのは親や監督、今まで支えてくれた方々のおかげだと思っているので感謝したいです。
いち早く一軍で活躍できるように、小さなことから一生懸命に取り組んで、球団の意向に添えるように頑張りたいです。
また多くの方々に支えられていることを忘れず、頑張りたいと思います。
(ストロングポイントは)ストレートの強さだと思っています。体力や技術もさることながら、人間的に一番成長できたと思っています。
中央高校でなければここまで成長できなかったと思いますし、渡邊先生に指導していただかなければ、きょうという日はなかったと思っています。
理解はしていましたが体力作りにご飯をたくさん食べないといけないことがすごく悩みでした。
(カープの印象は)創設目的が広島の街に希望の光を与えるために創設された、とお聞きしましたので、ファンのみなさんと一緒に戦っているイメージです。
日本代表の選手も在籍していて、すごく雰囲気がいいチームだと思います。また若手の育成にも定評があると聞いていますので安心しています。
学校で、過去に戦争の被害を受けて辛い思いをした人が多くいるというふうに学んだのですが、今は明るく元気な印象がすごく強いです。
(新井監督の印象は)すごく頼もしい方のイメージで、これから新井監督に厳しく育てていただいて、ファンのみなさんの期待や。球団の意向に添えるような選手になりたいです。
プロに入ったらまずストレートを磨いていきたいです。ファンのみなさんに応援されるような選手になりたいです。二桁勝利できるようになりたいです。
※1【広島1位】苫小牧中央・斉藤優汰「高校で野球を辞めようと思っていた」…ドラ1へ支えられた言葉 2022年10月21日 5時45分スポーツ報知
【ドラフト】広島1位指名の苫小牧中央・斉藤優汰、女手一つで育ててくれた母に「ありがとう」 日刊スポーツ[2022年10月21日13時21分 ]
【広島】〝新井さん節〟指名あいさつで再び「背番号15はどうですか?…とは言ってない」 東スポWeb 2022年10月22日 06:15
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