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第76回ちばてつや賞、一般部門大賞受賞作がモーニングに掲載された。
弱冠20歳の作者が描く圧倒的な少女の「リアル」
その部屋では 欲望と渇望が息をするー
「本がある部屋」
また、ごっついの持ってきたなー!!
はたちの女の子?いや、名前からはちょっと性別がわからんな。
最近若い人が賞を取る度に思うのが、何を経験してこれが描けるのか??ということだ。
今回も例外ではない。内容がエグいというか、グロいというのか、えげつないという表現が正しいだろうか?
主人公は家出中の女子高生。家にも学校にも居場所が無い。
どうやってこの部屋にたどり着いたのだろうか?
それより何よりこの作品で一番えげつない場面は最後のオチだと思うのだがどうだろう?
そんな事を考えながらちばさんの選評を読むと
主人公の目を通して繰り返し読むうちに、作者の考えや感性にどんどん近づいていけるような、不思議な感覚でとても輝いて見えた作品。無表情で無感動、惰性で生きている虚しさがじわりじわりと伝わってくる、純文学的な力作だね。明るくて、読んだ後に元気が出るものばかりが漫画じゃない。こういう救いようのない世の中の不条理みたいなものが描けるっていうのはなかなか得難い才能だと思うよ。
なるほど。さすがだな。すごい納得できた。
「本がある部屋」
第76回ちばてつや賞 一般部門 大賞受賞作
作者 西田荘(にしだ そう)
掲載 週刊モーニング 2020年1号
この作品はここから読めます。
https://comic-days.com/episode/10834108156713779026
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