パソコン

パソコンを買う時に考えること。

昨年の記事はこちら「パソコンの選び方とお奨めのパソコン

 最近、非常に多くなったお客様から聞かれることのひとつにアマゾンなんかで買える安いパソコンってどうなんですか?というのがある。これは何も最近始まったわけでなく、10年前は、DELLのパソコンってどうなんですか?と聞かれていた。この質問の答えは同じだ。

 まあ、ひとことにどうって聞かれても困るんだが、色々ある。まず基本的にすべてノートパソコンがほとんどだと思う(過去のデルにはデスクトップもあったが、最近は知らん)。そしてノートパソコンといえど、10万円を超えるノートパソコンもあれば、3万円台のパソコンもあるということがひとつ重要になるかな。

 では何が違うのか?答えはひとつ、性能と機能が違う。例えば、軽四の新車なら100万円台で買えるが、クラウンの新車は買えない。その違いがある。車であれば、4人乗りか?5人乗りか?エンジンの排気量は?などの性能と機能、さらに維持費のコストというものがあるが、パソコンには維持費のコストは無いので、性能と機能以外比べるところが無い。

 機能と言っても基本的な操作性は変わらない。windowsはwindowsだから、スタートボタンがあり、すべてのプログラムがあり、デスクトップ画面があり、タスクバーがある。どんなパソコンでもだ。すべての車にハンドルとブレーキとアクセル、ワイパーがあるように。ただ、パワーウィンドウだったり、オーディオやカーナビの差があるように、パソコンにもソフトによる機能性の違いがある。それが値段に反映される。
ただ、誤解もある。国産のパソコンは不必要なソフトがたくさん入っているから値段が高い。というのは、勘違いである。多少はあるかもしれないが、それほど大きな違いは無い。たったひとつの例外を除けば。それが「マイクロソフトオフィス」と言われる、エクセル・ワードである。
近年は、オープンオフィスや、キングソフトオフィスが低価格帯のパソコンにも搭載されるようになった。なので特に困ることも無い。もっと言えば、グーグルのスプレットシートやドキュメントを使えばもはや、高価なマイクロソフトオフィスは不要である。ただし自分ひとりで使うのであれば。これらの欠点は認知度が低いことにあると思う。例えば、誰かにデータをスプレットシートで渡したところで、相手がそれの開き方すらわからないということになれば面倒なのだ。だから他人とデータをやりとりする時はエクセル・ワードが無難になってくる。

 機能で言うと、もうひとつはパソコンのサイズ。主に11~12インチと15~16インチという事がある。小さいほうの主流は11.6インチ。が、一般的なノートパソコンのサイズは15.6インチ。コンパクトになればなるほど、キーボードも圧縮されて、タイピングがしにくくなるというのが僕の考え方。
これは慣れでどうにでもなる問題。ただし肩は凝ると思うし、普段デスクトップパソコンを使ってる場合は本当に苦痛に感じることになる。僕の場合一般的な15インチでもノートパソコンは使いにくい。それでも現在はデスクトップよりノートパソコンのほうが良く売れている。置き場所のスペースがあまりいらないのと、移動できる事が最大の要因となっている。
外出しなくても家の中で、リビングや台所、書斎、こたつとどこでも持ち運べることが利点である。そして僕もつい自分を中心に考えてしまうのだが、多くの人は、長時間パソコンを使わないということがひとつの原因だとも思う。よほど仕事でなければ1時間以上連続で、タイピングする事もないだろう。ネットしかしないという人は特に検索でしかタイピングをしなくて、そして30分も調べ物をすれば事が足りる。で、あればスペースの取らないノートパソコンで十分になってくる。
逆に、会社の事務などであれば、やはりデスクトップパソコンのほうが、圧倒的に作業効率が上がるということになる。

 そして肝心の性能。もうこれは、結果的にパソコンの速度と言って良いだろう。電源ボタンを押してから、パソコンが使えるようになるまでの時間。エクセルを開いてから、文字入力ができるようになるまでの時間。インターネットのアイコンをクリックしてから、すべての画像が表示されまでの時間。これらがパソコンの性能の違いとなる。iTunesしかり、写真ソフトも同様。このすべてがパソコンの性能差であり、値段の違いとなる。

 ひとつだけ付け加えると、国産か海外メーカーで、全く同じ性能でも国産のほうが2~3万高くなる。これはもうブランド力でしかない。製造はほとんどが中国生産だが、日本国内向けの検品の基準が違う。通常であれば合格する部品でも国内向けの検品でははじかれてしまう。これはパソコンに限らずメーカーが国内向けの検品を実施している場合はどの商品、製品でも同じらしい。なので国産の富士通、東芝、NECはacer、Lenovo、HP、ASUSと比べて、全く同じ性能なら価格が高くなる。

 では何を見ればよいか?一つ目はCPU、次にメモリ。この二つでパソコンの性能、速度はほぼ決まる。後はSSD搭載かどうか、ハードディスク容量はどれくらいが良いか?で必然的に決まってくる。
ちなみにCPUは下から、Celeron Dual-Core、Pentium Dual-Core、Core M、Core i3、Core i5、Core i7の順に性能が良くなり上に行くほど性能が良くなり、速度が速くなる。

 メモリは現在4GBが主流で2GBでは不足、8GBで一般使用であれば十分。ちなみに、イラレやフォトショを使うのであれば、最低でもメモリは16GBは欲しい。そしてCPUはCore i7の1択になるだろう。

 

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昭和47年生まれ。生まれた時からカープファン。 姫路生まれ姫路育ち。現在は相生市矢野町榊。 パソコン販売・修理・組立、出張サポート、ホームページ制作・WEBデザインなど。 奥さん1人と4男の父 真宗門徒
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