お客様よりお電話で「ノートパソコンのキーボードが使えなくなった」と。「キーボードの交換になると思います」とお伝えし、とりあえずみせていただく事に。
みてみると、すべてのキーが効かない状態。特に何かをこぼしたり、衝撃を与えたわけでもなく突然効かなくなったとの事で、まず切り分け診断として、別のUSBキーボードをつないでみた。ところがつないだキーボードが全く反応しない。これはキーボードの故障ではないと思いBIOSを起動させてみる。やはりキー操作ができる。
通常一般的にはキーボードが故障した場合、ある特定のキーが使えなくなったり、ボタンの接触不良で連続して入力させるなどの現象が発生する。今回の場合はすべてのキーが使えない状態である事と、外付けしたキーボードもつかえない状態である事。BIOSとセーフモードでキー操作ができる、以上の理由からキーボードの故障ではないと判断し、他の設定を調べてみる。
まずはデバイスマネージャーをチェック。異常はないが、念のためドライバーの更新をしてみる。変化なし。
次にコントロールパネルから、「コンピューターの簡単操作」→「キーボードの動作の変更」をチェックしてみる。
すると案の定、「フィルター機能を有効にします」にチェックが入っていた。これにチェックが入っているとキーを長押ししないとキー入力ができない。ある意味、最初にキーを長押ししていればもっと早く原因がわかったという事になりますが。今回はこれが原因ですべてのキー操作ができなく(厳密にはできた)なっていたようです。ただ、なぜ突然これにチェックが入ったかはユーザーの使用によるもので全く理由がわかりません。なので通常このような原因はまれだと思います。
デバイスの問題はこちら。
090-3990-0645