ナムナム大集会10の案内がきた。
来年2017年2月9日(木)、京都の「ひと・まち交流館京都」においてシンポジウムゲスト、稲垣えみ子さん、植山慧さん、奥田愛基さん、片岡英子さんを招き13時30分から開催される。
13:00 会場
13:30 開会 あいさつ(三帰依文)
13:40 シンポジウムⅠ
14:50 シンポジウムⅡ
17:00 閉会
『濁世』-それでも・ミンナニナルナ ヒトリニナレー
「ナムナム大集会」とは、真宗大谷派僧侶を中心に、多方面で活動される方々に呼びかけた集まりで、宗祖親鸞の生涯をかけた歩みにおいて見出された真実、願いに気持ちを寄せる有志が企画・実行している集会です。
後鳥羽上皇による親鸞流罪から800年の2007年2月9日、東本願寺での法要と講演・シンポジウムを第1回として行われ、以来、9回の大集会と2回の臨時集会(裁判員制度が施行された2009年5月と、東日本大震災直後の2011年5月)を継続してまいりました。
今回、「ナムナム大集会10」開催にあたり、テーマを『濁世』-それでも・ミンナニナルナ ヒトリニナレーといたしました。
「五濁の世(ごじょくのよ)」
*劫濁(こうじょく)時代の濁り。歴史を忘れ、そこから学ぶことが薄れている。
*見濁(けんじょく)本当のものがみえなくなっている。
*煩悩濁(ぼんのうじょく)煩悩を煩悩として見えなくなっている。欲から生まれていることに対して、疑うこともなくなっていく。
*衆生濁(しゅじょうじょく) いのちを物質としてしかみられない。自分たちにとって役に立つか、そうでないかという対象でしたいのちや存在をみられなくなっている。
*命濁(みょうじょく)いのちそのもの、いのちの力がみえなくなっている。
まさに私たちは、今の時代を「五濁の世」と感じています。
親鸞は著書『教行信証』の最後に大切なメッセージを残しておられます。
「安楽集」にいわく、真言を採り集めて、往益を助修せしむ。何となれば、前に生まれん者は後を導き、後に生まれん者は前を訪(とぶ)らえ、連続無窮にして、願わくは休止せざらんと欲す。
無辺の生死海を尽くさんがためのゆえなり、と。
一人ひとりの生きた人間の姿が、また、次の時代に伝わっていく。生きることが困難な時代であっても、また、共に行き合える世を求めて生きる。挫折し、時に間違いを犯しながらも、あきらめずに、そのように生きようとする姿が、同時代に生きる人に、共感を呼び、生きる力になっていく。それが、次の時代に生きる人たちの道になっていくのでしょう。
私たち「ナムナム集会」では、この国の姿に危機意識を持ちながら、あきらめずに、自分の声を発する人とつながり、共に考えることを止めず、声を発し続けていきたいと願い、このたびの集会を開催いたします。
ナムナム大集会実行委員会一同
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《懇親会のお知らせ》当日集会終了後、ゲストを囲んで懇親会を行います。参加希望の方は人数の都合がありますので事前にチラシに記載の事務局まで申し込みが必要。
【ナムナム懇親会】
時間:18:00~
会場:アサヒビアレストラン スーパードライ ルネサンス(JR京都駅前セレマビルB1)
会費:4000円(当日懇親会でお支払いください。)
会場の都合上、当日飛び込みのご参加はお引き受けできない場合があります。
会場:ひと・まち交流館 京都
〒600-8127 京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1(河原町五条下る東側)
電話075-354-8711 FAX075-354-8712
090-3990-0645