先日受けた、岡本よりたかさんの講座 「岡本よりたかさんの講座を受けてきた。」
岡本よりたかさんの講義を受けてみて、ハッキリしたことがある。それは無肥料栽培とはどういものか?ということ。このことは以前にも書いたが、当時はまだ手探りだった。
だが今回よりたかさんのお話しを聞けたことでまず無肥料というものがどういうことか?ということだけはハッキリした。
まず、作物を作る上で絶対的に必要な、水と光と土。そして土には、「窒素、リン酸、カリウム」といったミネラル分が必要になる。慣行栽培ではこれを補うために肥料を入れる。それは、科学肥料だったり、有機肥料だったり色々ある。
で、僕が多少誤解していたのは、無肥料栽培には科学肥料はもちろん、有機肥料も使わないことだと思いこんでいた。それは半分正解で半分間違えた解釈だった。
一般的になぜ肥料を使うか?ということを考えると、土の中のミネラル(窒素、リン酸、カリウム等)バランスが崩れるからだ。それを整えるために肥料を入れるらしい。ではなぜ崩れるのか?通常、山であれば木が生い茂り、花が咲き、実がなり、その葉や、花、実が落ちて土にかえる。土に返すのは微生物の仕事である。そうやって循環して、また翌年、葉が茂り、花が咲き、実がなる。それが繰り返されていく。
では、畑では?例えばにんじんなら、花が咲く前に実が収穫される。それを畑から持ち出してしまうのだ。にんじんに限らず、全ての作物が収穫されて、畑から持ち出される。これによって循環が狂う。なので、土の中の栄養分が不足していく。かなり乱暴な書き方だが、要約するとこんな感じか?それを補うために肥料が必要になるのだが、そこをよりたかさんは、腐葉土であったり、雑草を鋤きこむことで土の栄養バランスを整えるということらしい。
要するに有機肥料とは異なり、自然界にある物で養分を補うということで、鶏糞や油かすを使わない「無肥料栽培」となるらしい。(これは僕なりの解釈なので、間違ってたらごめんなさい。)そして、たとえ有機肥料であれど、入れすぎるとバランスが狂い、野菜が虫に食われたり、害虫が発生したりと、弊害もあるということ。
おおまかにはこんなところだろうと思う。
それともうひとつ、よりたかさんの情報を得ながら、ずっと疑問に思っていたことがある。それは「草木灰」と「くん炭」。よりたかさんの記事には時々これが出てくる。草木灰を入れるとか、くん炭を使うとか。これは、河名さんの講義を受けた時に教えていただいたことだが、炭を使うことは、炭化といって土を固くしてしまう作用がある。カーボンは固いでしょ?河名さんは続けた「だから僕は畑に炭を入れないんだよ」と。
そのことをよりたかさんに質問すると「そのとおりです」という答えが帰ってきた。やはり炭の入れすぎは良くないらしい。よりたかさんの場合も必要最小限にとどめるということだ。
これらのことを踏まえて、さっそく実践しよう!と意気揚々と畑に行った。草ぼうぼうだ。。
これまでの僕は草が生い茂ってる状態こそが、自然栽培であり、無肥料栽培だと自負していたところがある。だけど、そのことは過去に河名さんにも指摘されていた。「雑草を育てるわけじゃないから、無いほうがいいよ」と。なんのことはない、いかに楽をして畑をしようか?それしか考えてなかっただけだった。
結果的に、収穫期に草が生い茂っていて、どこに作物があるかわからない状態で苦労してきた。まあ、今までは、獲れればいいやぐらいでやってきたからな。そしてそれでも、生姜と大豆だけはしっかり採れてたから余計にな。。せっかくなのでこれを機会にこれからは、キチンと収穫を意識して「管理」していこうと誓ってみる。まずは草の無い畑を目指してみようか。
090-3990-0645