6月25日付朝日新聞「声」。
中学生の方が書かれた文章です。
「僕は戦場で人を殺せません」日本が憲法の解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認し、戦争ができる国になる可能性が日々ましています。おそらく戦場へむかわされるであろう世代のひとりとして、気持ちを述べさせていだだきます。
僕の友人の中にも、集団的自衛権の行使が必要だと考える人はいます。しかし僕は反対です。徴兵され、戦場に送られ、人を殺したくないからです。
人を殺すことは、通常の世界では最も重い罪です。しかし戦場では、その一番重い罪である人殺しを命令されるのです。命令に従うのがよいことで、命令に背けば罰せられます。この矛盾が僕には理解できず、受け入れられません。
それに、人は何のために生まれてくるのでしょうか。戦いで人を殺したり、殺されたりするためではないはずです。全ての人間に与えられる人生は、たった一度です。人を殺した罪を引きずって生きたり、自分が望まない時に命が無理やり終わったりすることは、あまりにも残念で、悲しいことです。
集団的自衛権の行使は、海外で人を殺すことを伴います。僕には、それは絶対できません。集団的自衛権の行使の意味を、国全体で考え直す必要があると強く思います。
以上、転載。
冒頭の、「日本が憲法の解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認し、戦争ができる国になる可能性が日々ましています」の部分をどれだけの人が理解しているでしょうか?そして、数年後に本当にそうなった時に実際に徴兵や戦争に行かされるのは間違いなくこの人たちの世代になるでしょう。それはうちの子どもたちも例外ではありません。そして今、その子たちには選挙権もなく何の決定権も無く今の大人が決めた事で人殺しを強制させらる事なります。それが本当にこの国の未来にとって良い事でしょうか?
子を持つ親はもちろん、全ての人が今本気でこの法案に反対しないと、この国に未来はなくなります。
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