映画『ラーゲリより愛を込めて』
映画『ラーゲリより愛を込めて』2022年12月公開
第二次世界大戦後にシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の人物・山本幡男(やまもとはたお)さんの半生を描いた実話(ノンフィクション)。原作は、辺見じゅん氏によるノンフィクション書籍『収容所から来た遺書』。
僕はあまり詳しくないのだけど、日本の戦争映画で俘虜を描いた作品は今までにもあったのかな。戦争の恐ろしさを語られる時、つい空襲や爆弾の話になりがちだが、
死んだ方がマシだ。そう思わざるを得ない過酷な環境
が描かれた俘虜や収容所の話はもっと語られるべきだと常々思っていて、その意味でもこの作品は大事な役割を果たしていると思えた。
また戦争映画においては語り継がれることが重要なんだと、この歳になってようやくわかってきた気がする。
さて、それはそうと主演は二宮和也。よく見かける名前だが初めて見る。しかも「かずや」じゃなくて「かずなり」だと。これは振り仮名がいるやろ。しかしどっかで見たことある気がするが、やっぱり気のせいか。
そして見たことあるといえば原幸彦役の安田顕さん。こちらはつい最近見たと思ったら『朽ちないさくら』だった。なるほど。
他に見たことある名前が松坂桃李。この人は軍師官兵衛のようだがもはや何役かもわからん。
主人公の妻役の北川景子も名前を知ってるだけに、見たことあるのかと思っていたが、どうやらこの作品が初めてのようだ。なるほど、きれいな人だと思いながら見ていたんだが、過去に見た記憶が無かったのはそのせいか。
戦争映画として貴重な作品でした。
『ラーゲリより愛を込めて』
公開日: 2022年12月9日
監督: 瀬々敬久
原作者: 辺見じゅん
原作: 『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(文春文庫)
映画脚本: 林民夫
撮影: 鍋島淳裕
原題: ラーゲリより愛を込めて
英題: Fragments of The Last Will
配給: 東宝
劇場公開日: 2022年12月9日
ジャンル: ヒューマンドラマ/歴史/戦争/伝記
製作年: 2022年
製作国: 日本
上映時間: 133分 ※資料によって134分表記あり
字幕・翻訳: 日本語作品のため、通常の日本公開版に字幕翻訳担当者なし
音楽: 小瀬村晶
主題歌: Mrs. GREEN APPLE「Soranji」
映倫: G
制作プロダクション: ツインズジャパン
企画プロデュース: 平野隆
編集: 早野亮
美術: 磯見俊裕、露木恵美子
キャスト
山本幡男(やまもと・はたお):二宮和也
主人公。実在の人物。満鉄調査部に勤務しロシア語にも通じていたが、終戦後ソ連軍の捕虜となり、シベリアのラーゲリへ。絶望的な環境の中でも「日本へ帰る」という希望を捨てず、周囲の捕虜を励まし続けます。
山本モジミ:北川景子
幡男の妻。4人の子どもを育てながら、夫の帰国を信じて待ち続けます。
松田研三:松坂桃李
捕虜仲間。戦場での体験から自分を「卑怯者」と責め、心を閉ざしていますが、幡男との交流によって変化していきます。
新谷健雄:中島健人
純朴な青年。足に障害がありながら漁の最中に連行され、ラーゲリへ。幡男から文字や学問を教わります。犬のクロをかわいがる人物。
相沢光男:桐谷健太
元軍曹。収容所に入ってからも旧日本軍の階級意識を捨てきれず、当初は幡男たちに高圧的に接します。
原幸彦:安田顕
幡男の同郷の先輩。ロシア文学などを幡男に教えた人物。ラーゲリでの出来事をきっかけに深い罪悪感を抱えます。
山本顕一(壮年期):寺尾聰
幡男とモジミの長男。物語の現在につながる重要人物。なお寺尾聰は1993年のテレビドラマ版『収容所から来た遺書』では父・山本幡男を演じています。
山本顕一(青年期):奥智哉
山本顕一(少年期):城戸俊嶺
山本顕一(幼児期):小松夢生
山本厚生:塚尾桜雅ほか
幡男の次男。青年期は前出燿志。
山本誠之:阿久津将真/佐藤優太郎
幡男の三男。
山本はるか:永尾柚乃/井上楓/尾崎丹子
幡男の長女。幼い年代から成長後まで複数の子役が演じています。
山本マサト:市毛良枝
幡男の母。
由美:田辺桃子
山本家の後の世代につながる人物。
鈴木信二:奥野瑛太
幡男とともに収容されている捕虜。
高橋良太:金井勇太
捕虜仲間。
竹下勝:中島歩
ラーゲリ内でソ連側の共産主義思想に傾倒していく捕虜。
西野浩:佐久本宝
幡男から勉強を教わる若い捕虜。
後藤実:山時聡真
若い捕虜。ハーモニカが得意で、幡男から学問や短歌を教わります。
坂口:渡辺真起子
モジミの教師時代の同僚。
佐々木:三浦誠己
相沢の上司にあたる捕虜。
片山:山中崇
幡男の知人。ハルビン時代から登場します。
松田静子:朝加真由美
松田研三の母。
玉田船長:酒向芳
日本へ帰還する捕虜たちに関わる引揚船の船長。
クロ:大吉ほか
ラーゲリに現れる黒い犬。新谷をはじめ捕虜たちの心をつなぐ象徴的な存在です。
