さて、いよいよ今年のドラフト当日となった。
今日、午後5時から都内のホテルでドラフトが開催される。
これが新井監督の実質、公の初仕事だろう。
今年は「不作」と言われており９球団が１位指名を事前に公表した。
カープは苫小牧中央高校の、斉藤優太投手（右投右打）１８９センチ、最速151キロの右腕。
だが、本来のカープの補強ポイントは外野の大砲だったはずである。
｢うちの補強ポイントは外野の右の大砲｡一塁､三塁の大砲もいない｡捕手はいるけど､違うところを守っているからね｡そういうところの補強をしないといけない｣白武ｽｶｳﾄ部長
なんでこうなった？よほど松田オーナーが気にいったのだろう。
そもそも８月半ばのスカウト会議では３月の高校生指名候補約70人から投手17人､野手19人の計36人に絞り込んだ｡
この時､上位候補となる近江･山田陽翔投手､大阪桐蔭･松尾汐恩捕手､高松商･浅野翔吾外野手ら約15人の選手の映像を確認｡
白武佳久スカウト部長は山田飛翔について｢スピードボールで高校生離れしている｡高校生では打てない｣とコメントしている｡
浅野翔吾については｢上位で1､2位ぐらいでくるんじゃないかな｡両打ちだけど､右がいい｡私たちの経験上､大舞台で活躍するのは何か持っている｡緊張せずに､肝っ玉が太い｣と高く評価していた｡
他にもスラッガーの候補は何人かいるようだ。
DeNA牧を輩出した中央大の森下翔太外野手、慶応の四番で｢鈴木誠也選を参考にしています｣という萩尾匡也外野手｡こちらは松田元オーナーの後輩にあたる。
高校生では広島の佐伯鶴城の右投右打､古川雄大外野手｡186センチ､89キロの長距離砲で､足もある｡日本航空石川には右投右打､180センチ､100キロの内藤鵬外野兼内野手もいる｡
ここらを下位で獲れるのだろうか？
ちなみに他球団は
ヤクルト 吉村 貢司郎(東芝･投手)右投右打､東芝の大黒柱､1位重複の可能性もあった即戦力右腕
巨 人 浅野 翔吾(高松商･外野手)右投両打､170ｾﾝﾁも本塁打王も狙える?一番ショート
中 日 仲地 礼亜(沖縄大･投手)右投右打､｢真っすぐが速く､スライダーも良く､制球もいい｣と立浪監督
ｵﾘｯｸｽ 曽谷 龍平(白鴎大･投手)左投左打､速くはないが､カープが指名してもいい人材､出所が分かりにくい
ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ ｲﾋﾈ･ｲﾂｱ(誉･内野手)右投左打､両親はナイジェリア人､188センチ、ショート､｢ギータ級｣の声
西 武 蛭間 拓哉(早大･外野手)左投左打､1位重複候補､実戦力抜群､自分のストライクゾーンで打つ
楽 天 荘司 康誠(立大･投手)右投右打､スライダー､スプリット､指名されれば立大からの1位は13年ぶり
日本ﾊﾑ 矢沢 宏太(日体大･投手･外野手)左投左打の二刀流､173ｾﾝﾁも150ｷﾛの高い身体能力で守備範囲広い
以上がすでに公表されており、1位指名を公表していないのは阪神､DeNA､ロッテの３球団。
この中に先に出た名前は巨人の指名候補、高松の浅野翔吾だけ。これは阪神と競合するんじゃないかと思っているがどうだろう。
１位指名にドラマが無いとなれば、２位以下で逸材を確保できるかがポイントになってくる。
森下翔太外野手、萩尾匡也外野手、古川雄大外野手、内藤鵬外野兼内野手、山田陽翔投手､松尾汐恩捕手､を獲れるかかどうか？
近江の山田はまあロッテかDeNAの１位になるだろうな。
新井監督はドラフトには一切口を挟んで無いというが、果たして結果は？
◇斉藤 優汰（さいとう・ゆうた）2004年（平16）5月27日生まれ、北海道岩見沢市出身の18歳。日の出小4年時に岩見沢日の出リトルタイガースで野球を始める。明成中では軟式野球部で2年秋に捕手から投手に転向。苫小牧中央では1年秋からベンチ入り。3年夏は南北海道大会準決勝で敗退。家族は母と弟。1メートル89、91キロ。右投げ左打ち。
広島ドラ1指名公表の苫小牧中央・斉藤「穏やかな気持ちで迎えたい」 藤川球児に憧れる右腕、目標は最多勝 スポニチ
○…今年のドラフトはセ、パ9球団が1位指名選手を公表し、全て異なる選手となっている。高校生と大学・社会人の分離開催から一括開催となった08年以降では09年の10球団に次ぐ多さで9選手の公表は最多だ。09年は10球団公表でも対象選手は4人だけ。7球団（ロ、西、神、ヤ、楽、中、日）が菊池雄星（花巻東）、横浜が筒香嘉智（横浜高）、広島が今村猛（清峰）、巨人が長野久義（Honda）を公表。菊池は前記7球団のうち、当日指名を回避したロッテを除く6球団の抽選で西武が交渉権を獲得し、筒香、今村、長野は公表球団の単独指名だった。
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