子どもたちの春休みが終わった。
長男が小学校に入って初めて知ったのだが、相生市だけなのかどうかはわからないが、始業式の前日に離任式というものがある。
転任する先生や定年などで辞められる先生のためのお別れ式だ。今年、うちの小学校からは校長先生が退職、昨年三男1年生の担任と図工と書道を教える先生が異動となる。
さらに毎年なのか、今年だけだったのか、昨日は卒業生の昨年の6年生も出席したらしい。僕が子どもの頃には無かった行事だけに、いつから始まったのかとても不思議なのだが、聞くところによると、教室に入ることも無く、体育館でただ挨拶するだけの行事らしい。長男も三男も異動する先生としゃべる時間も無かったとか。
どうなんだろうな?それって。三男の担任にはちょっと迷惑かけたので長男に「謝っといてくれ」と頼んでいたのだが。残念だ。ありがとうございました。そしてごめんなさい。
そして今日、新学期を迎える。ちょうど1年前の4月7日、国の緊急事態宣言が出された。その1か月前の3月あたまから、小学校は臨時休校が出され、そして4月6日始業式、7日の入学式を終えて夕方に緊急事態宣言の発表で、また8日から臨時休校となった。
当初、週イチで予定されていた臨時登校日も無くなり、結局5月末まで家庭学習が続いた。小学生の子ども3人が毎日家にいる3か月。その間に消費する米は1か月30キロ。まだ学校に行ったことの無い三男に教える勉強の難しさよ。
あの時の事を思うと、今は学校に行ける事が本当に有難い事だと思う。
今年から長男が5年生、次男3年生、三男2年生となる。
昨年37人だった全校生徒数は、6人の6年生が卒業して、10人の新1年生が入学する事で41人になる。だが、今のところ来年の1年生の入学はゼロの可能性が高い。
1人だけ入学予定の子がいるが、親が友達がいないのがかわいそうという理由で他の小学校に行かせる可能性が高いらしいのだ。
個人の考え方なので別にそれはそれで良いが、僕なら、たった1人の子どものために1人の担任がマンツーマンで教えてもらえる。そんな有難い事は無いと思うだろう。友達は上級生にいくらでもいるのだ、今の学校の雰囲気を見ていればよくわかる。お互いに37人全員の顔と名前がわかるのだ。誰も1人の学年をのけものにもしないし、むしろかわいがってくれるだろう。
地元の人間の多数が、他の小学校との合併を望んでいると聞く。僕はその流れに反対している。願わくばいつまでも複式学級の無い、少人数の小学校のままであって欲しい。
今朝、久しぶりに元気に登校する子どもたちの姿を見る事ができて、今ここに幸せがある事がとてもありがたく思えたのだった。ありがとうございます。
090-3990-0645