三男淀川を描く

奈良行きの道中、中国道から11号池田線に入り淀川を越える。僕は昔からあの景色が好きだった。

淀川を越える時に長男に向かって「これが淀川やぞ。覚えとけ」と言った。自然と口から出た言葉だった。

そして奈良からの帰り、奈良を出発してすぐに三男が「帰り、揖保川通る?」と聞く。こいつはなんのためにそんな事を聞くんだろう?意味がわからんかった。

家に帰ってすぐに絵を描き始める。

できた!父さん揖保川書いた!

へ?なにこれ?最初に見せてくれた絵にはまだ色が塗られてなかった。

ほら、川に3本杭があったやろ。

ようやく全てが理解できた。僕が長男に淀川やぞと言った時に「あそこにでっかい杭が3本ある。何あれ?」と子どもたちに聞かれたのだ。まあ、運転中だし何かはわからんかったのだが。

それが印象に残ってたのか?帰りに揖保川通る?と聞いたのもこの事だったのだ。

そしてこの日行った、神社や石舞台や奈良公園の鹿でも無い。ただの川を描くってこの感性よ。だからこいつは面白いんだ。

願わくばその感性のまま大人になって下さい。ありがとう。

ああああ

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