初戦だけをみれば、知らん間に塁を盗んで得点を積み重ねるロッテは盗賊打線だ。先週の宇都宮事変で沈んだ、交流戦初先発の遠藤がどう抑えるか？対する小島は昨季１０勝ながら今季は７戦０勝４敗。せれでも防御率は2.72だから数字だけでは大瀬良より上。
ただし、右打者よりも左打者のほうが被打率が高い。ということで宇草の出番。坂倉をサードに固定したことでもう田中広輔のスタメンは無いのか？ひょっとしたら現地観戦の５月１４日が最後になるのかもしれない。
カード勝ち越しのためには絶対に勝たなければいけない。打線が勝つか、佐々岡采配が負けるか？？
広島
先発投 遠藤 淳志 右2.66
1 右 野間 峻祥 左.400
2 二 菊池 涼介 右.273
3 中 西川 龍馬 左.296
4 一 マクブルーム 右.290
5 三 坂倉 将吾 左.311
6 遊 小園 海斗 左.234
7 左 宇草 孔基 左.211
8 捕 磯村 嘉孝 右.143
9 投 遠藤 淳志 右.063
ロッテ
先発投 小島 和哉 左2.72
1 左 髙部 瑛斗 左.282
2 二 中村 奨吾 右.227
3 右 マーティン 左.156
4 一 レアード 右.204
5 中 岡 大海 右.214
6 遊 エチェバリア 右.226
7 三 安田 尚憲 左.232
8 捕 柿沼 友哉 右.188
9 投 小島 和哉 左
まずは交流戦１勝。たかが１勝されど１勝。この勝ちは大きい。なんせ次勝てばカード勝ち越しとなる。仁義なき戦いにおいて負ける事になんの意味もない。とにかく勝ち越しを続けなければ優勝どころか上位すら狙えないのだ。その意味で大きな１勝となった。
初回からランナーを出してもゲッツーとレフトフライで後続を片付けた遠藤だったが、二回、岡の本塁打だで先に失点。昨年の佐々岡監督は遠藤の序盤の失点に対して目くじらを立てて怒っていたが、今は「本塁打を浴びたが、その後も球の強さもキレもあった。バックもよく守ってくれた」と言うほど信頼を置かれるようになった。
遠藤の成長は本当に頼もしい。
ただ、二回の磯村が押し出し四球で１点を返してなおも無死満塁で自らの打席が回ってきた場面。ちょうど１週間前の宇都宮で全く同じシーンがあった。結果は二度ともゲッツー。
ベンチはなぜ遠藤にバットを振らせるのか？確かにこの試合では抜ければセンター返しのあたりではあったが、やはり投手になんでもかんでもバットを振らせるのはどうなのか？スクイズの構えくらい見せてもよかったのではないか？
どうも勝つ試合で攻撃の粗さが目立つ気がしてならない。だから、勝てるゲームを落とすのではないか？あそこだけを見るとそう感じてしまう。
佐々岡監督が「バックもよく守ってくれた」と言うように、特に小園、菊池の二遊間がものすごく安定している。ひょっとしたら十二球団でも群を抜いてるんじゃないだろうか。菊池１人でもすごいのに、小園がショートで成長して、坂倉をサードに専念させて、マクブルームのファーストも堅い上に外野も龍馬を筆頭にせめぎあっている。今、カープの守備力は８０年代かそれ以上に鉄壁のように思える。
七回には一死一塁で遠藤からバトンを受けた塹江がわずか一球でピンチを切り抜けた。そして森浦が八回を抑え、最後は栗林締め。
今の選手たちの実力は本物である。采配さえ間違わなければそう簡単に負けることはないだろう。あとはもう少しだけ、足を使って揺さぶったり、かき回すような攻撃が見たいと思うのは贅沢な悩みなんだろうか。
5/25（水） 18:00 マツダスタジアム
責任投手
勝利投手 広島 遠藤 (3勝3敗0S)
敗戦投手 ロッテ 小島 (0勝5敗0S)
セーブ 広島 栗林 (0勝1敗9S)
本塁打
ロッテ 岡 4号(2回表ソロ) 、 レアード 7号(7回表ソロ)
バッテリー
ロッテ 小島、佐々木千、西野、廣畑 - 柿沼、佐藤都
広島 遠藤、塹江、森浦、栗林 - 磯村
観客数 25,002人 試合時間 3時間6分
画像はスポナビ
広島5-2千葉ロッテ(5/25)
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