うどんすき。
自分が子どもの頃は外食といえば、だいたい福崎町の播龍だった。比較的大きめの和食のレストランで観光バスが入ることもあった。1階だけで100席以上あっただろうか。2階は和室の宴会部屋が何部屋かあり、忘年会シーズンは常に満室になっていた。
寿司、うどん、各定食、など主に和食メインでとくにうどんに於いては、敷地内に製麺工場を併設する規模で、他にも「十一(といち)」というお好み焼き屋と喫茶店も併設するぐらい、とにかく大きく広いお店だった。
その播龍の名物が「うどんすき」で子どもの頃からなにかにつけてよく食べていた思い出がある。さらには高校時代はアルバイトとして仕事のいろはを教わった、そんな思い出のお店だ。
播龍が無くなってから、2~30年になるだろうか。長くうどんすきにお目にかかって無かったが、「うどん屋 麦~ばく~」でうどんすきを始めたと聞いた時から、行かねばと思っていて、ようやく行くことができた。
これがばくのうどんすき。
最初から異様に多いなと感じていたが、帰る時にわかったことだが、この日は店主のこまちゃんが、大サービスをしてくれていたのだ。なのでちょっと参考にならん量なのだが。
これをお鍋でいただく。もちろんバクのうどんと一緒に。ばくのうどんは2種類ある。手打ちうどんと五島うどん。
これが最高に美味いのよ。本当に。僕は普段自らうどん屋に行くこともないし、うどん屋に行っても親子丼を頼んだりするのだが、バクのうどんだけは格別である。
美味いのは麺だけでない。とくかく出汁が美味い。今回初めてバクの出汁でうどんすきを食べて感じたのは、今は無き播龍のうどんすきより何十倍も美味かった。もちろん播龍でも出汁は毎日とっていた。ただそれは、ごく一般的なカツオや昆布出汁だったのだ。バクの出汁は全く違う。
そんな格別の出汁で炊き込みご飯を炊くとさらに美味いのよ。
適当におまかせで頼んだら、出てくる出てくる、そしてその全て美味すぎて、本当に幸せを感じるの。
長男がどうしてもかまたまが食べたいというので、それもいただく。
この味をぜひ1人でも多くの人に味わっていただきたいと思う。
店名 | うどん屋 麦(ばく) |
ジャンル | うどん |
電話 | 079-227-7997 |
住所 | 兵庫県姫路市鍛冶町 2 |
定休日 | 火曜日(臨時休業あり) |
営業時間 | ランチ 11:30~14:00(LO.13:30) ディナー 18:00~21:00(LO.20:30) |
駐車場 | あり |
喫煙・禁煙 | 禁煙 |
席・設備 | テーブル・カウンター |
webサイト | https://udonbu.com/ |
麦 (うどん / 京口駅、野里駅、山陽姫路駅)
夜総合点★★★★★ 5.0
090-3990-0645