まだまだ暑いが事務所にいると、先週より若干暑さがマシだとわかる。少しずつ夏は終わりに近づいている。
8月31日。本当ならば夏休みの最終日のはずだった。
例年、7月21日に小学校の夏休みが始まると、陸上教室やサマーキャンプなどいろんなイベントがあるのだが、今年は全てが中止となった。
今年の子どもたちの夏休みは8月8日から16日の9日間。毎年必ずある42日間の夏休みがいとも簡単に無くなった。誰がこんな事を想像しただろうか。
相生市では9日間だったが、それも行政が変わると対応が様々だった。近隣の姫路市、たつの市、赤穂市とも違った独自の夏休み。イベント主催側はたまったもんじゃ無かっただろう。各々違った夏休みでは集客などできるはずも無い。もっともコロナの前にそのイベント自体が成り立たなかったのだが。
それでも相生市はまだマシだったと思う。終業式の8月7日、始業式の8月17日以外は給食付きの5時間授業を行ってくれた。この対応にはとても助かった。
だがしかし、子どもたちには学校の勉強よりも大事な事がある。それこそが陸上教室でありサマーキャンプの体験なのだ。さらには何もやる事が無く暇を持て余す平日だったり、従妹に会えるお盆、友だちと行く川遊びなどだ。だからこそ夏休みは大切なのだ。
今年から1年生になった6歳の三男はやっと兄たちと共にサマーキャンプの参加資格が与えられた。だが、楽しみにしていた親元離れてのお泊り体験は早々と中止が確定した。
それでも出来る限りの事はやった。毎年恒例にしている海水浴は夏休み前の平日に強行した。夏休み期間中の盆は例年外出は控えるが、今年は川に遊びに行った。
夏休みが終わっても、休みをとって別荘に行った。彼らにとって小学1年の夏、2年生、4年生の夏は人生においてたったの1度しか無いのだ。それを何も体験せずに終わるなど僕に許される事では無かった。
来年以降ももはやどうなるかなんて、誰にも想像できなくなったのだ。来年は42日間の夏休みがあると、誰が約束できるだろうか?
であればその都度、子どもたちのために出来る事を考えて実行するしか無い。そうする事でまた違った特別な夏が経験できる唯一の方法ではないだろうか。
子どもたちにとっての一生に一度の夏を誰にも邪魔させない。
さて来年はどこに遊びに行こうか?今から想像してワクワクするのであった。
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