当初公開日に見に行く予定だったが、諸事情により2日遅れて息子と一緒に見に行った。それも人生初のULTRA 4DXシアターでだ。
そもそも体感型ってどんなもんだろうと思っていたが、中々に見ごたえがあった。実は始まる前に前の席のおじさんの頭が椅子から飛び出てて、これは邪魔になりそうだ。困ったなと思っていたんだが、それもこの4DXのおかげで全く問題なくなって救われたのだった。
だけどな、これはちょっとやりすぎだ。あきらかなオーバーアクションだろ。
それとも姫路のそれと、都会のそれが違うのだろうか?
それはさておき肝心の作品はもはや完璧。いっつパーフェクト。想像以上に良かった。
もちろんこの作品に限っては、前作を視聴することが大前提ではある。その上で、前作からの続き的な、そしてラストはおそらく次回作があるのであろうと思わせて、それでいてちゃんと完結させている。
途中でもう終りだろうか?と思ったシーンがあって、こんなところで終わったら、えらい中途半端だと思ったんだが、全然そんなことなくて完璧に描ききってありました。
潜水艦やまとはもちろんのこと、政治的な部分もすごく面白くて、竹上総理を初めとする、海原や竹上総理から離反した人たちも含めてこの作品には絶対悪がいないんだよね。例えば海原と影山の関係や、竹上総理と曽根崎さんなど敵対するんだけど実はどこか信頼しあってて、本当の敵じゃない、みたいなところがすごくいい。
あと、前作から思っていたけど、海原の秘書役の岡本多緒って人がべっぴんだなと。
原作読んだものもう30年以上前だからうろ覚えだが、後半の戦闘シーンのソナーうつのは多分原作でも描かれてたよね。それにしてもこの作品の何がすごいって、これを30年以上前に描いた人がすごいよ。それこそリアルタイムで週刊で読んでたけど、めちゃくちゃ面白かったもんね。あの当時のモーニングは最強だったな。
文句なし☆5、100点の映画だな。
映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』基本データ
作品名:沈黙の艦隊 北極海大海戦
原題:同じ
公開日:2025年9月26日
製作年:2025年
製作国:日本
ジャンル:アクション/戦争/政治ドラマ
上映時間:132分
配給:東宝
スタッフ
監督:吉野耕平
原作:かわぐちかいじ(漫画『沈黙の艦隊』)
脚本:髙井光
撮影:小宮山充
音楽:池頼広
主題歌:Ado(作詞・作曲:宮本浩次、編曲:まふまふ)
字幕翻訳:未詳(公開時点では未公表)
キャスト
やまと側(潜水艦クルー)
海江田四郎:大沢たかお
原潜〈やまと〉艦長。独立国「やまと」を宣言した張本人。
山中栄治:中村蒼
副長。海江田を支える実務派。
入江覚士:松岡広大
IC担当。通信や情報処理を担う。兄を海難事故で亡くしている。
溝口拓男:前原滉
ソナー担当。冷静なソナーマン。
ジャーナリスト・市民
市谷裕美:上戸彩
真実を追う元TV局のジャーナリスト。
森山健介:渡邊圭祐
フリーカメラマン。市谷と行動を共にする。
日本政府・政界
竹上登志雄…笹野高史/内閣総理大臣(〈やまと〉支持を表明)
海原 渉…江口洋介/内閣官房長官(竹上の右腕)
海渡真知子…風吹ジュン/民自党幹事長(新民自党・竹上と対決)
影山誠司…酒向 芳/外務大臣(保守派陣営へ)
曽根崎仁美…夏川結衣/防衛大臣(竹上から離反)
大滝 淳…津田健次郎/鏡水会代表(民自党離脱し独立)
舟尾亮子…岡本多緒/海原の秘書
アメリカ側
ジョン・A・ベイツ…ブライアン・ガルシア/米原潜〈アレキサンダー〉艦長
ボブ・マッケイ…トーリアン・トーマス/ACN報道ディレクター
ニコラス・ベネット…リック・アムスバリー/米国大統領
Dominic Power
(役名は未発表/米海軍や国連関係者などを演じるとみられる)
あらすじ(簡潔)
東京湾大海戦で米第7艦隊を退けた〈やまと〉は、国連総会を目指し北極海へ。
一方、日本では竹上首相が「やまと」支持の是非を問うため衆議院解散・総選挙へ突入。
極寒の流氷海域で最新鋭米潜水艦との死闘が繰り広げられ、同時に政界でも“海江田を受け入れるのか否か”をめぐる熾烈な駆け引きが展開する。
テーマ・見どころ
潜水艦戦の緊張感:流氷下でのソナー戦・魚雷戦を映像化。
軍事力と正統性:1隻の原潜で「国家」を名乗る是非。
国内政治ドラマ:衆院解散・総選挙と国民世論の描写。
シリーズ継承:前作「東京湾大海戦」から続く物語の第2章。
090-3990-0645