からのつづき。
いざ、夏休みに入って、とりあえず朝のうちに国語、計算ドリルをさせる。最初はまとめてやりたがった。もっとできるでーみたいな(笑)ただまあ、僕も毎日勉強する習慣をつける、毎日机に向かう習慣をつけるほうがえーのかな?と思たので、「まてまてまて」と。いっぺんにやるんじゃなくて、毎日1ページやれと。
音読もまあ、普段から毎日やってるもんで普通にできる。あさがおの観察は勝手にやりよった。最初のうちは宿題も含めて夏休みが楽しいらしかった。全部初めての経験やからな。
そして絵日記。夏休みに入ってすぐにあったイベントの書道教室のことを書けと言ってみた。「書き方わからへん」えっ?「えーっと、書道教室行ってどうやった?」「楽しかった」「そうか、それを書けばえーねん。」そして書けた日記が「しょどうきょうしつにいきました。たのしかったです」絵日記の宿題は3文以上となっていた。
「そんだけか?」「うん」この時、初めて我が子、6歳1年生の文章力を確認した。こいつが特別なのかどうかはさておき、これは困った。これでは読書感想文や、ましてや人権作文なんてとうてい無理だ。僕の中でこの時、すでにあきらめがついた。やらんでえーわ。と。
ただ、絵日記3日分ぐらいはなんとかしようと思った。まだ1年生やしな。最初から怒られたら済むっちゅーのもあかんやろ?みたいな。
次の日から陸上教室と記録会のイベントが3日間あった。
それが終わってまた、日記を書かせてみる。「りくじょうきょうしつにいきました。たのしかったです。」うんそうやな。
まず、「いつ、どこで、だれと、なにをした」を書こか。いつは、夏休みに入ってすぐにでえーわ。どこでやった?だれがおった?
それで、どう楽しかった?1500メートル走ってどうやった?「しんどかった」「せやろ?来年どうする?もうやめるか?がんばるか?」「うーん、がんばる」「よし、それ書け」
「なつやすみにはいってすぐに、りくじょうきょうしつにいきました。がっこうのともだちもきてました。1500メートルはしってしんどかったです。でもらいねんはもっとがんばりたいです。」
できた。かけたがな。3文以上。しかし、こんだけ書くレベルがこれやで。1時間以上かかって、絵日記3文以上って。先生、そのこと分かってるってことやな?よう本気で読書感想文とか人権作文の宿題出したな?ますます理解できんようになった。
つづく。。。
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