これはおもろい!!思わずそう叫びたくなる作品でした。
いや、これはおもろい。
舞台はAmazonがデイリー・ファスト
クロネコヤマトが羊急便
みたいな感じかな。
始まってすぐに漫画『ダーウィンクラブ』を連想したが、それとは全く違うものやった。
アマゾンから配達された荷物が爆発するところから物語が展開するんだけど、常に想像の斜め上へと話が広がるから先が読めなくてスリルがあるのよ。そして後から話が全部つながるのもね。面白いよこれ。
主演の満島ひかりと岡田将生(まさき)は初めて見るかな。満島ひかりってめちゃくちゃ若い子やと思てんけど、、1985年(昭和60年)生まれで39(撮影当時で37か8)歳ってか。もっと若く見えるな。ちょっと微妙に演技がいまいちなとこがあったけど、それを補って余りあるストーリーでした。
岡田将生は不適切に出てたらしい。第7話の純子の美容師か?牢屋の休日の人や。なかなか覚えれんな。
さすがなのが阿部サダヲ。もはや貫禄が違う。完璧な演技です。
ずっと勘違いしてたのが日野正平さん。最近見て無かったし、リリー・フランキーばっかり見てたからすっかり勘違いしてたけど、やっぱりめちゃくちゃ似てると思うんだけど、なんだろうね。こういうのが見分けが付かんのよ、俺って。人の顔が覚えられへんとか見分けが付かんとか、こういうとこなんよね。最初から最後までリリー・フランキーさんやと思て見てました。エンドロールで気が付いた。で、ひょっとしてと思ったらやっぱりこの年(2024年)の11月に亡くならはったんやね。大好きでした。ありがとうございました、南無阿弥陀仏。
もうひとりエンドロールで気づいたのが、やっぱり中村倫也。どこにおったねんと見直してみたらそこ?これも普通の人は気づくもんなのか??あれを見て、あっ中村倫也ってわかるの?僕にはそれがわからんのだよね。あと100本くらい映画みたらわかるようになるんだろうか?
さらに安定の薬師丸ひろ子、すごいな。なんかもうどこにでも出とるな。もはや大女優やん。
そしてこの作品のひとつの見どころでもあったのかな、と思うのが『アンナチュラル』『MIU404』という他のドラマとのフュージョン。シェアード・ユニバース作品というらしい。こんなのあるんやね。
僕はたまたまなんだけど『アンナチュラル』を見てて、だけどこの作品がシェアード・ユニバースだなんて知らんかったから、その瞬間にもう大興奮だった。やっぱりね、作品の前知識は一切無いほうがより楽しめると思うのよ。少なくとも僕はね。逆にそれを知ってれば、この作品を見る前に『MIU404』を見たんだけどね。そこはまあ仕方がないか。
刑事役がやたら派手な演技というか演出というのかが、おかしいなとは思ったんよな。そしてうち一人が綾野剛だったことにも気づかずだった。
この作品のコラボってほんまに大好きで、もっと境界超えてやれば面白いのにな。漫画ならジャンプ作品とサンデーの作品とか、ドラマならIBSと朝日とかそれをやれば面白いのになんでやらんのやろね。アホなん?
とにかく金のかかった作品ってイメージかな。あれだけのブランドデイリー・ファストの商品はもちろん、バスから何から全部ラッピングして羊急便とか、果てはMcDONのハンバーガーまで仕込める予算はすごいよな。
もし今からこの作品を見るんであれば、少なくとも『アンナチュラル』を最低でも3話ほど見ることをお勧めするかな。それだけでこの作品が3倍は面白くなると思う。
あと、タイトルの『ラストマイル』の意味を調べてみると、なるほど意味がわかるだけでちょっとネタバレするやん。
「ラストマイル」(またはラストワンマイル)とは、物流や通信において、**最終的な供給拠点からエンドユーザーへ商品やサービスが届くまでの「最後の区間」**を指す言葉です。必ずしも物理的な1マイル(約1.6km)の距離を意味するのではなく、サプライチェーンの最後の接点を意味します。
いや、そうでもないのか?これだけじゃ何のことかわからんな。むしろ誤解が生まれるのかも。
とにかく面白い作品でした。文句なし☆5、100点でえんちゃうん。
基本データ
公開日:2024年8月23日
製作年:2024年
製作国:日本
上映時間:128〜129分
ジャンル:サスペンス
配給:東宝
原題:ラストマイル
スタッフ
監督:塚原あゆ子
脚本:野木亜紀子
音楽:得田真裕
主題歌:米津玄師「がらくた」
キャスト
デイリー・ファスト(物流センター・会社関係)
舟渡エレナ:満島ひかり ― 西武蔵野物流センター長(主人公)
梨本孔:岡田将生 ― チームマネージャー、エレナの部下
五十嵐道元:ディーン・フジオカ ― 日本統括本部長、エレナの上司
配送業界・現場
八木竜平:阿部サダヲ ― 羊急便・関東局局長
佐野亘:宇野祥平 ― 配達員見習い
佐野昭:火野正平 ― 佐野亘の父、委託ドライバー
警察・捜査関係
毛利忠治:大倉孝二 ― 刑事
刈谷貴教:酒向芳 ― 刑事
小田島:丸山智己 ― 警視庁警備部・爆発物処理班班長
伊吹藍:綾野剛 ― 「MIU404」から登場、刑事
志摩一未:星野源 ― 「MIU404」から登場、刑事
陣馬耕平:橋本じゅん ― 「MIU404」から登場、刑事
勝俣奏太:前田旺志郎 ― 若手刑事
糸巻貴志:金井勇太 ― 捜査関係者
田島雄介:永岡卓也 ― 捜査関係・警察関係
UDIラボ(法医学研究所・「アンナチュラル」)
三澄ミコト:石原さとみ ― 法医解剖医
中堂系:井浦新 ― 法医解剖医
久部六郎:窪田正孝 ― 研修医
東海林夕子:市川実日子 ― 臨床検査技師
神倉保夫:松重豊 ― 所長
一般市民・その他
松本里帆:安藤玉恵 ― 一家の母、一般市民
三澄夏代:薬師丸ひろ子 ― ミコトの母
木林南雲:竜星涼
坂本誠:飯尾和樹
向島進:吉田ウーロン太
まとめ
『ラストマイル』は、
物流センター(デイリー・ファスト)
配送業界(羊急便・配達員)
警察(刑事・爆発物処理班・MIU404チーム)
UDIラボ(アンナチュラルの法医学チーム)
市民(受け取る側の生活者)
これら複数の立場から事件を描く群像劇になっています。
内容・テーマ
あらすじ
ブラックフライデー前夜、物流センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがて連続爆破事件へと拡大し、物流センター、配送現場、警察、UDIラボが巻き込まれていく。センター長・舟渡エレナは仲間と共に危機に立ち向かう。
テーマ・見どころ
物流業界の「ラストマイル(顧客への最後の配送区間)」に潜むリスクや現代社会の課題を描く。
「アンナチュラル」「MIU404」と世界観を共有するクロスオーバー作品。
サスペンスとしての緊迫感と同時に、働き方や社会インフラへの問題提起も含む。
豪華キャストと多面的な群像劇が見どころ。
そして今、気が付いた。監督の塚原あゆ子さんの作品って、映画だけd
コーヒーが冷めないうちに(2018年、監督)
わたしの幸せな結婚(2023年、監督)
ラストマイル(2024年、監督)
映画 グランメゾン★パリ(2024年、監督)
ファーストキス 1ST KISS(2025年、監督)
これだけあって『わたしの幸せな結婚』を除いて、全部見たことになる。そしてその全てが文句なしに面白い映画だった。こういうのを求めてたんだよね。この監督の作品が好き!みたいな。たくさん見ることで、いつか何かが繋がるんじゃないかと思てたけど、意外と早かった。
まずはこれから塚原作品は要チェックということやね。
090-3990-0645