脱衣場で要領をつかんだのでさっそく台所の床に取りかかる。まずは荷物すべて空にした。水屋はもちろん流し台もすべて。空っぽになるとやはり傷んでる所や汚れている所が目立つ。床をはがしながら壁の汚れが気になった。ベニヤという事もあった。そもそも流しの上の棚は外すつもりもなかったし、もちろんそのまま使う予定だった。
築67年といえど、昭和40年代に一度改修が入っている。おそらく高度経済成長まっただ中のあの時代、ほとんどの古い家が全面的に建て替えられたか少なくとも一部改修されたはずだ。そしてだいたい改修の仕方も似ていて、玄関の横に応接間ができたり、それと一緒にガスや水道、下水などを通すために台所や風呂、トイレなど水周りを改修されたんだと思う。今回の家も例外ではなかった。おそらく土間だったであろう玄関を改装し、納屋の一部に応接間を拵えて、これまた土間だったであろう炊事場をフロアに替えて流しを置いたであろう事が見てとれる。
その時代の改築は決して良い材料が使われてるとは言えない。壁も床もすべて化粧ベニヤが張られている。キッチンの床をはがしながらその壁がものすごい気になってきた。そして当初外す予定の無かった、流しの上の棚がいとも簡単に外せる事に気がついて、その棚を外し終わった時、気がつけば壁もめくり出していたwwwww
材料のことも考えず。ただやるなら今しか無いと思った。おそらく後でやろうと思っても中々行動しないんじゃないかなと。そんな思いもあり、やはり気になるのでめくってやろうと思い、一気にいった(笑)
壁をめくり終わってよくよく考えると、ここの壁もひのきである必要に気づく。今あるひのきを計算してみると、すでに脱衣場で使ったので床に張る分だけでも少し足りない事が判明した。いくら角材を買ってもやはり挽いてもらうだけで高くつく。できれば他の方法を考えたい。いきなり不安に襲われたキッチン張替えの始まりだった。
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