huluで『二月の勝者 ー絶対合格の教室ー』が配信されていた。
この作品は中学受験に挑む6年生の子どもたちを描いた作品で、原作を読みながら子どもたちに読ませるべきかどうか考えていた。読ませるなら小学生のうちが良いのか、中学生になってからのほうが良いのか。だがそんな事はいくら考えても正解が無い。逆にドラマを見せてどんな反応があるかちょっと楽しみもあった。
まず最初に驚いたのは黒木役の俳優さん《柳楽優弥(やぎら ゆうや)》が原作の絵にそっくりすぎた。実写化するのにそこを基準にするのって珍しいんじゃないのかな。ある意味面白い。
そして第1話を見終わってラスト「制作 日テレ」の文字。今はまだ見たくなかった。もはや仇ですよ。気になってもう一度クレジット見ると三上絵里子。いつか許せる日が来るんだろうか。それともこれからも日テレの作品を見るたびに「見たくない」気持ちの葛藤に苦しむことになるんだろうか。いっそ日テレが無くなってくれたら、どれだけスカッとするんだろうか。
それでもまた「この作品とはなんも関係ない事」。作者の高瀬志帆さんが納得しておられるなら、、、とまた葛藤が広がる。じゃあなんであの作品だけ。そんな思いが募ってくるがそれこそ、この作品とは何の関係も無い事だ。
気を取り直して2話以降を見る。やはり原作とは違う設定の部分はあるが作品の要の部分は原作通りだと思う。それだけに面白く仕上がっている。
そして6話、7話まで見てある事に気が付いた。原作を読んでいる時は全く気付かなかったが、登場人物の名前が武田、上杉、馬場、島津、柴田、直江、石田、今川、大友、福島、毛利、伊達、浅井とぱっと見てわかるだけでもこれだけの武将がそろっていた。
原作では特に女の子がまるみとか樹里とか下の名前で呼び合っていたので気づけなかったな。島津だけははっきりと覚えているが、他の子どもたちの苗字まで見えて無かった。だけどどうなんだろう?でも偶然じゃないよな?なんらかの作者さんの意図があるようには思うけどね。
肝心の子どもたちの反応は可もなく不可もなく、あくまでもテレビの中の世界の話って感じだな。まあわからんでもない。田舎に育つとそんなもんだ。僕も子どもの頃に「熱中地代」や「うちの子に限って」を見ながらそれが自分の人生に1ミリも影響があるとは思えなかったもんな。そうか、『ドラゴン桜』みたくもっと勉強の内容だったりテクニックみたいのもんが前に出てたらもちょっと違ったかも知れんね。
あくまでもヒューマンドラマ的だもんな。
でも面白い作品です。まだ全部見終わってないけど。
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