映画『八犬伝』新作コーナーに置かれていたのでつい手に取ってみたが、普通に考えたら『里見八犬伝』なんだよ。
なのでできれば、これを見る前に『八犬伝』をおさらいしとくべきだった。
そしてこの作品に限っては見る前に『八犬伝』というものの基本情報は知っておいたほうが良い。
AI による概要
映画『八犬伝』公式サイト|2024年10月25日劇場公開
「八犬伝」は、曲亭馬琴による長編伝奇小説**『南総里見八犬伝』**を指すことが一般的です。室町時代を舞台に、安房の里見家の姫・伏姫の因縁から生まれた「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の八つの玉を持つ八犬士が、運命に導かれて集結し活躍する物語です。主な内容
作者と物語:江戸時代の作家、曲亭(滝沢)馬琴が28年もの歳月をかけ執筆した作品です。
八犬士の特性:八人の犬士は、それぞれ「仁義八行」の文字が刻まれた珠を持ち、牡丹の痣があるなど、血縁関係のない個性的な人物たちです。
物語のテーマ:弱き者を助け、里見家を支える八犬士の活躍と、彼らの持つ玉の因縁が物語の軸となっています。作品の背景と影響
歴史と創作:房総里見氏という実在の歴史を題材にしつつも、内容は作者の創作によるもので、史実とは異なるフィクションの世界が描かれています。
後世への影響:『八犬伝』は当時の人気小説であり、多くの人々に読まれた影響力の大きさから、近代文学の批判の対象にもなるなど、後世の文学に大きな影響を与えました。近年の展開
2024年の映画化:山田風太郎の小説『八犬伝』を原作とした、作家・滝沢馬琴の創作過程を描いた新たな解釈の映画『八犬伝』が公開されました。この作品では、滝沢馬琴と葛飾北斎の交流を中心に、彼の創作活動の苦悩と葛藤、そして八犬士の運命が交錯して描かれています。
特に:江戸時代に滝沢馬琴が書いた作品であるということだけは、最低限に抑えておくポイントだろう。僕は全く知らなかったので映画が終わって、解説を見てなるほどなとなった。
映画自体はおもしろい、面白くないの評価ができなくて、1本の映画の中に江戸時代の滝沢馬琴の物語と、その馬琴が書く「八犬伝」の物語が書かれていた。
そして『八犬伝』というタイトルではあるが、これは滝沢馬琴の物語だったように思う。その証拠に江戸時代のキャストが役所広司とか寺島しのぶとか、僕でも名前くらいは知っている人で固めてあってどの人も芝居がうますぎる。そこに磯村勇斗が入っていたのもさすがだった。
評価無し。
『八犬伝』
公開日(劇場公開日): 2024年10月25日
監督: 曽利文彦
原作者: 山田風太郎
原作: 『八犬伝 上・下』
映画脚本: 曽利文彦
撮影: 佐光朗
原題: 八犬伝
配給: キノフィルムズ
ジャンル: 時代劇・ファンタジー
製作年: 2024年
製作国: 日本
上映時間: 149分
キャスト:
役所広司(滝沢馬琴)
内野聖陽(葛飾北斎)
土屋太鳳(伏姫)
磯村勇斗(馬琴の息子・宗伯)
黒木華(宗伯の妻・お路)
寺島しのぶ(馬琴の妻・お百)
渡邊圭祐(犬塚信乃)
鈴木仁(犬川荘助)
板垣李光人(犬坂毛野)
水上恒司(犬飼現八)
松岡広大(犬村大角)
佳久創(犬田小文吾)
河合優実、栗山千明、中村獅童、尾上右近、立川談春 ほか
090-3990-0645