もみじまつりの帰り道。山を下りる時にふと木酢(もくさく)液が売られているのに目が留まった。
そういえばすっかり忘れていたが、話には聞いていた。羅漢の里に炭焼き窯があってそこで炭を作っているグループがあるという事を。
木酢液を売っておられたおじさんたちと話をするとまさにそのグループの方たちだった。僕が興味を示すと問答無用で(笑)とにかく一度見に来いという事になり、先週の土曜日そのグループの活動に参加させていただいた。
この日は午前中に焼きあがった炭を窯からだして、午後は材料の木を伐りに某所へ。
粘土で固められた入口を少しずつ慎重にあけていく。
少し口が開いた。
全部開くまでに30分くらいかかっただろうか。これだけでも大変な作業だ。
そして今回は失敗らしい。かなり焼けすぎているとかなんとか。それでも120キロほどの炭が取れた。
炭を窯から出して、焼け残りを捨てながら炭を箱に詰めていく。この日取れた120キロの炭はすでに注文があり、行く先が決まっているらしい。
主な材料はカシやクヌギ、ナラなど。どれも近場で取れる木ばかりで純国産どころか、純播磨さんの木炭である。それってわりとすごいと思うのだが。
午前中の作業が終わり、みんなでメシを食って、午後からは次の材料になる木を取りに市内の某所へ向かった。
カシやクヌギの木を次々と切り倒して行く。そして枝を払い、約130センチの長さにそろえて行く作業はやはり重労働だった。結局この日だけでは終わらず、次の日も伐採作業。日曜日は午後から用事があり、お昼で帰らせていただいたが、この日切った木を次はまた窯へ詰め、そして火を入れる。
この人たちはもう20年近くその作業を繰り返している。さて、僕にその作業ができるだろうか?とりあえず、また火を入れるところを見に行ってみよう。
今回木を伐りに行ったところは、グループの方の畑の横なのだが、その畑の農具小屋の入口にかけてあった、鹿の白骨がかっこよかった(笑)
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