今日、事務所に来ると奇妙な郵便が届いていた。
まず、宛先が間違っている。。
「姫路市飾磨区船津町」という住所は存在しないのだ。それでも届くのは、番地と宛名が合っているからだろう。
田舎ではまあよくある事だ。。
差出人は高松市の女性名義。心当たりが無い。こんなもんにロクなもんがあるはずも無く。。。。
開封した中身は「犯罪被害財産支給手続開始決定通知書」と書かれていた。「なんやただの詐欺か。。」まずそれが最初の感想である。。
そして頭から詐欺と決めつけて、これを書き始める。書きながらちょっと調べてみると、、???あれ?詐欺じゃないのかも??となった。
まず、書類の1枚に、
本日、高松地方検察庁では、千葉裕太らによるオレオレ詐欺事件の被害者の方々を対象に、その被害を回復していただくための手続きを開始する決定をしました。
とある。「千葉裕太」と検索すると、俳優らしいがこれは違うだろう。次に「千葉裕太 詐欺」で検索すると、、
KSB瀬戸内海放送のニュースに上がっている。
そして次に高松地方検察庁のページを見ると、
「千葉裕太らによるオレオレ詐欺事件の被害回復給付金支給手続きについて」とある。。
あれ?詐欺じゃないのか??それともこのホームページが偽物なのか??少し混乱してきた。。
まずホームページが本物である事から確認する。どうやら間違い無いらしい。電話番号も間違い無い。
ただ、送られて来た書類には、この「高松地方検察庁 被害回復給付金担当」の直通番号になっていて、それは書類にも書かれているのだが、そこへは電話せずに念のために代表番号となっている、「087-822-5155」にかけてみる。
電話がつながって、すぐに「担当につなぎます」って。結局いっしょか。。
話を聞くと、、どうやらこの事件の犯人、千葉裕太という人がオレオレ詐欺をやって、その所持品の中に名簿リストがあったらしい。今回はその名簿に名前のあった何千人か全員に同じ書類を送ったとか。
なるほど、これで僕にこの書類が届いた理由と、住所が間違っているという謎も解けた。名簿に載っていた住所が「姫路市飾磨区船津町」になっていたのだろう。。いずれにせよ、僕には関係無かった。
もうひとつ聞き忘れたのだが、なぜこれを個人名義で送ってきたんだろうか??
これは普通に過半数の人間が詐欺だとおもうんじゃないのか??もうちょっと送ってきた理由とか簡単な文章で書けないもんなのか??
これだけ同じような詐欺がはやってるんだから、官公庁ももっと工夫が必要なんじゃなからろうかと思うわ。。どっからみても新手の詐欺にみえたんやけど。
090-3990-0645