これは面白いわ。こんなのが見たかったのよ。
有村架純だと思ってなんとなく手に取ってみたが予想以上に良い作品だった。
めりはりがあって、オチがあって、まさかがあって、どんでん返し。そして泣ける。なんとなくもっとほのぼのとした作品かと勝手に思っていたが逆に驚かされた。
それにしても有村架純はやっぱり可愛いな。彼女の場合は松たか子や中谷美紀の美しさとはまた違って大人の色気が無い分、可愛さが際立つんだな。
先日の『阪急電車 片道15分の奇跡』が2011年で18歳。この作品が2018年だから26歳。そのギャップというのか、成長というのか大人でも子どもでもない彼女が一段と光った作品でした。
そして他の出演者もすごかった。
画像は映画ナタリー
薬師丸ひろ子ってなんやかんやでちょこちょこ出てるもんやな。松重さんもいわずもがな。
どっかで見たことあると思いながら誰だか思い出せずに気になったのが、吉田 羊(よしだ よう)さんで、終わってから調べると『不適切』のサカエさんだとわかって2度びっくり。ここで初めて吉田羊という名前を認識できた。
そして綺麗な人だと思っていたら石田ゆり子か。彼女が持ってた本も気になって調べてみると最初の「ねじの回転」はこれかな。
ねじの回転 (新潮文庫) 文庫 – 2017/8/27
ヘンリー・ジェイムズ (著), 小川 高義 (翻訳)イギリス郊外に静かに佇む古い貴族屋敷に、両親と死別し身を寄せている眉目秀麗な兄と妹。物語の語り手である若い女「私」は二人の伯父に家庭教師として雇われた。私は兄妹を悪の世界に引きずりこもうとする幽霊を目撃するのだが、幽霊はほかの誰にも見られることがない。本当に幽霊は存在するのか? 私こそ幽霊なのではないのか? 精緻で耽美な謎が謎を呼ぶ、現代のホラー小説の先駆的な名著。
ちゃんとホラーを読んでるあたり洒落がきいている。
そして2冊目の「モモ」はこれだろうか。
「モモ (岩波少年文庫(127)) 新書」 – 2005/6/16
ミヒャエル・エンデ (著, イラスト), 大島 かおり (翻訳)ベストセラー1位
- カテゴリ ドイツ文学研究
時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子モモのふしぎな物語。エンデの名作。【解説・佐々木田鶴子】
こういう小道具を見つけると嬉しくなるんだよな。
めちゃくちゃいい作品だと思うけどなー。なんとかの1001本とかに入ってたっておかしくないだろうし、それこそなんとか映画祭受賞とかありそうなもんだが、ああいうのって何が基準なんだろうね。
というわけで認定、僕がすすめる1001本。
映画『コーヒーが冷めないうちに』
公開日:2018年9月21日
監督:塚原あゆ子
原作者:川口俊和
原作:小説『コーヒーが冷めないうちに』
映画脚本:奥寺佐渡子
撮影:柳田裕男
原題:コーヒーが冷めないうちに
配給:東宝
劇場公開日:2018年9月21日
ジャンル:ヒューマンドラマ、ファンタジー
製作年:2018年
製作国:日本
上映時間:117分
字幕・翻訳:―(日本映画のためなし)
音楽:横山克
主題歌:YUKI「トロイメライ」
キャスト:
有村架純:時田数(喫茶店フニクリフニクラの店員)
伊藤健太郎:新谷亮介(近所の美大生)
波瑠:清川二美子(キャリアウーマン)
林遣都:賀田多五郎(二美子の恋人)
深水元基:時田流(店主・数の従兄)
松本若菜:平井久美(八絵子の妹)
薬師丸ひろ子:高竹佳代(看護師)
吉田羊:平井八絵子(スナック経営者)
松重豊:房木康徳(常連客)
石田ゆり子:夏服の女(“白いワンピースの女”に相当する存在)
作品のテーマと見どころ:
東京のとある喫茶店には、特定の席に座ることで「望んだとおりの時間」に戻れる不思議なルールがある。ただし、そのコーヒーが冷めきる前に戻ってこなければならない。物語は4つのエピソードから構成され、恋人への思い、家族への愛、伝えられなかった言葉など、人間関係の切なさと温かさが描かれる。
コンセプトは「もし、あの時に戻れたらあなたは誰に会いに行きますか?」という問い。ファンタジー要素を織り交ぜながら、人が抱える後悔や絆を浮き彫りにし、観る人の心を揺さぶる構成になっている。
090-3990-0645