マツダスタジアムのショックを引きづったまま鬼門の名古屋。前回の3連敗も初戦は大瀬良だった。ただ、あの時の相手は大野雄大だったが今回は中8日プロ4度目の先発の髙橋宏斗。
先発 大瀬良 大地 右2.83
1 右 堂林 翔太 右.308
2 二 菊池 涼介 右.307
3 左 西川 龍馬 左.342
4 一 マクブルーム 右.247
5 三 坂倉 将吾 左.302
6 捕 會澤 翼 右.217
7 遊 小園 海斗 左.168
8 中 上本 崇司 右.238
9 投 大瀬良 大地 右.154
先発 髙橋 宏斗 右4.24
1 右 平田 良介 右.238
2 中 岡林 勇希 左.224
3 二 高橋 周平 左-
4 一 ビシエド 右.242
5 左 阿部 寿樹 右.298
6 捕 木下 拓哉 右.278
7 三 石川 昂弥 右.238
8 遊 京田 陽太 左.191
9 投 髙橋 宏斗 右.400
思い返せば2007年8月24日カープ通算3500勝の試合に先発したのは黒田だった。そして2015年6月19日、4000勝の先発マウンドには前田健太。さらに時を超え2022年4月29日、勝てば球団通算4500勝となる試合。バンテリンドームのマウンドに立ったのは大瀬良大地。もう運命としかいいようがない。
前日、九里亜蓮が7回無失点で抑えた後、中崎と島内で5四球1イニング9失点という大失態でチームは連敗中。プレッシャーもあっただろう。そんな試合で大瀬良は完封勝利を成し遂げた。
しかも味方の援護は5回に堂林が左中間スタンドの深いところへ放った2号ソロの1点のみ。そのホームランも堂林ならではの飛距離だった。打った相手は中京大中京の後輩、髙橋宏斗。
「相手の高橋君も素晴らしいボールを投げていて、ほんとに手強いなと思いながら投げていたんですけど、堂林が打ってくれて頼もしく思いましたし、1点を必ず守り切って勝つぞという気持ちにさせてくれました」と大瀬良はヒーローインタビューで語った。
9回を投げて無四球で117球を投げ、被安打2。これ以上ない、まさにエースの貫禄とはこういうピッチングなのだろう。
チームの連敗、バンテリンドームでの連敗、さらにドーム球場での連敗と三つの連敗を止めた大瀬良大地。やはり彼にはエースの看板が良く似合う。
責任投手
勝利投手 広島 大瀬良 (4勝1敗0S)
敗戦投手 中日 髙橋宏 (2勝2敗0S)
本塁打
広島 堂林 2号(5回表ソロ)
バッテリー
広島 大瀬良 - 會澤、坂倉
中日 髙橋宏、田島、山本、藤嶋、清水 - 木下
4/29(金) 18:00 バンテリンドーム
観客数 24,650人 試合時間 2時間50分
動画と画像はスポナビ
「人間性も大事」球団通算4500勝に導く完封勝利を遂げた広島・大瀬良大地が描くエース像 週刊ベースボールONLINE
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