この夏に公開されていた映画、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』を見ようと思ったらどうやら前作があるらしいということで調べてみると元はテレビドラマらしい。
そしてさらに映画、劇場版『TOKYO MER 走る緊急救命室』があることがわかった。ちょっと今ドラマまで見る暇ないし、いちかばちかでとりあえずこの劇場版『TOKYO MER 走る緊急救命室』を見ることにした。2023年の作品だ。比較的新しい。
なるほどおもしろい。これなら続編が作られるのもわかる気がした。そしてドラマを見なくても十分に楽しむことができたし、なんならドラマの続きとして描かれていて、さらにドラマを見たいと思った。
この映画はなかなか完成度が高いんじゃないか。映画1本でドラマで何が起こったのかがだいたいわかった。主人公の妹が死んだことや、再婚したこと、音羽って人がチームを離れたことなど本編からそれることなくうまく描かれている。
ストーリーもいいし、なるほど感動もする。ただこの映画においてひとつだけハッキリと間違っている点を除いてはだ。
あまりにもビル火災を軽く描きすぎだろう。その前に切迫早産の可能性がある妊婦が救命にあたることも無理がありすぎる。その上でビル火災でレスキューでもない人間がつこっめるほど現場は甘くないし、ありえない。
さらに、火災現場で下敷きで足を挟まれて死にそうになった人間がそこから命からがら脱出できて、その後にメスを握って手術するなんてあまりにも無理があり過ぎる。
これが仮に『スーパードクターK』みたいな現実離れした作品なら多少の理解もできるが、現実に救急医がドラマの監修をしたわりには火災現場を軽く描きすぎじゃないか。それだけがとても残念だった。
劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』
項目情報
公開日2023年4月28日
監督松木彩
原作者なし(オリジナルドラマの映画化)
原作テレビドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS日曜劇場)
映画脚本黒岩勉
撮影須田昌弘
原題TOKYO MER: Mobile Emergency Room The Movie
配給東宝劇場
公開日2023年4月28日(日本)
ジャンルドラマ/アクション/医療
製作年2023年
製作国日本
上映時間129分
字幕・翻訳日本語作品のため該当なし
音楽 羽岡佳、斎木達彦、櫻井美希主題歌平井大「Symphony」
主なキャスト喜多見幸太:鈴木亮平
音羽尚:賀来賢人
弦巻比奈:中条あやみ
潮見知広:ジェシー(SixTONES)
鴨居友:杏
蔵前夏梅:菜々緒
冬木治朗:小手伸也
徳丸元一:佐野勇斗
ホアン・ラン・ミン:フォンチー
千住幹生:要潤
高輪千晶:仲里依紗
赤塚梓:石田ゆり子ほか作品の持つテーマとみどころ(コンセプト)「死者を一人も出さない」という使命を持つTOKYO MERが、横浜ランドマークタワーで発生した前代未聞の大規模火災・爆発事故に挑む。ライバルチームYOKOHAMA MERとの対立や、喜多見の妻・千晶(妊娠中)が事故に巻き込まれるという私的な危機も絡み、極限状態での救命活動を描く。映画ならではのスケール感と迫力ある映像で、「命を救うことに、境界線はあるのか」というテーマを問いかける。
※この情報は、2023年公開の劇場版第1作目に基づいています。
090-3990-0645












