長男が観たい映画があるというので一緒に見た。『ザ・キラー』という映画。
始まってすぐに気が付いたのは、声優さんが『ブラックリスト』のレスラー捜査官であるということ。宮内敦士さんというらしい。えらいもんで一瞬でわかった。他には僕の知ってるところでは『葬送のフリーレン』のレルネンの声もされていたようだ。
タイトルからもわかる通り、殺し屋の映画ということはわかった。だがその後の展開からいったい何が起こってんのか、かなりわかりずらい。というかさっぱりわからんかったというのが本当か。
なんとなく流れがつかめたのはちょうど半分ほどすぎたあたりでドミニカからニュー・オーリンズの弁護士に行ったとこらへんかな?それでもいまいちピンとこずやったけど、弁護士が誰であるかはわかった。さらにそこからフロリダへ行き、ターゲット(ザ・ブルート)と格闘した時のセリフでなんとなくやってることがわかった感じがした。
映画ってこないにわかりにくいもんか?かなりマニアックというか、映画好き?が見るような、玄人好みというんだろうか、そんな映画やったかな。
だいたいアクション・スリラー映画ってなってるけど、スリラーってのもよくわからんな。スリルがあるってことか?いうてこの映画はそれほどスリリングでもないやろ。アクションとも違う気がしたけど。少なからず殺人があり、血が流れるとスリラーになるのかな?まあそこはどうでもええことか。
とにかくストーリーは何がどうなってこうなってがさっぱりわからず、なんとなく流れがわかったところで、なるほどな、そういうことやったんか。と。この映画に限っては事前にあらすじをわかってるほうが内容がわかりやすいのかもしれない。
この映画の中で唯一印象的だったのが、11分50秒過ぎの「無為に過ごす時間は得てして人を破滅に導く。まるでディラントマスが言いそうな言葉だ」というセリフ。冒頭から主人公の詩的な語りが印象的だったが、まさかここでディラントマスが登場するとは。もうひとつ、どこかわからんが後半で「でんすけスイカ」と聞こえた気がしたけどあれは何だっただろうか。もう一度見直す気もなくそこは不明のままだ。
そして昨今の映画にあるスマホ画面の表示の仕方がgooglemapとか、Amazonで買い物する画面とかうまいこと見せたなという印象。
印象に残ったといえばそれくらいだろうか。とにかく難解だった。
ところでwikipediaを見ると『ザ・キラー』(原題:The Killer)は、ネオ・ノワールの流れを汲む、アメリカのアクション・スリラー映画。と書かれているが「ネオ・ノワール」がこれまたわかんなくて調べてみると、
ネオ・ノワール(Neo-noir)はアメリカ合衆国の映画のジャンルの一つで、1945年から1960年にかけて流行したフィルム・ノワールの復興を目指したものである。
だそうだ。なんだジャンルのことかと思うが、なるほどかなり古い流行をなぞっているのか。それもあってわかりにくいのかも知れない。まだまだ勉強だな。
エンドロールも気になったことがあるのだが、それはまた他の映画と比較してみようと思う。
『ザ・キラー』(原題:The Killer)
公開日: 2023年10月27日 (日本)
監督: デヴィッド・フィンチャー
原作者: アレクシス・ノラン、 Luc Jacamon
上映時間: 1時間 58分
撮影: エリック・メッサーシュミット
映画脚本: アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
キャスト
マイケル・ファスベンダー
アーリス・ハワード
チャールズ・パーネル
ガブリエル・ポランコ
ケリー・オマリー
エミリアーノ・ペニルア
サラ・ベイカー
ソフィー・シャーロット
ティルダ・スウィントン
この映画ってコロナ時代に撮影されてんだね。これって珍しくないんだろうか?
2021年11月初旬にパリで主要撮影が始まり、ニューオリンズとドミニカ共和国でも撮影が行われる予定とされた[7]。2022年1月、同年3月にイリノイ州セントチャールズ(英語版)で10日間の撮影が行われることが確定した[8]。2022年3月28日、撮影の終了が発表された[9]。
090-3990-0645