11月5日。長男の誕生日は映画を見に行くことになった。で、なんの映画にしようかと相談しながらまだ『スオミ』がやっているとなり、それに決まった。
『スオミの話をしよう』はずっと番宣が流れていてそこに遠藤憲一がいて内容も面白そうだし観たいなって話を長男としていたのだ。まあ映画館に行くならなんでも良かったんだがキングダムは長男が友達と観に行ったし他にこれといった映画も無かったので『スオミ』に決まっただけのことで、時期がずれていれば『グランメゾン』になっていただろう。
僕が映画館で映画を観るのは実に14年ぶり(相生渚ホールをのぞく)だ。長男も初めて渚ホールで映画を観た時はまだ1年生で1時間ももたずに席を外したがあれからすっかり大きくなった。
14年の間に姫路の映画館事情もすっかり変わり、OS、OS松竹、山陽座に大劇、もう今では全部無くなってしまった。そして今ではアースシネマズ姫路という新しい映画館ひとつに集約されたらしい。まさかこんなことになるなんて10年前には想像もしていなかった。
そのアースシネマズ姫路で見る記念すべき1本目の映画が『スオミの話をしよう』になった。
『スオミの話をしよう』は三谷幸喜が脚本・監督、それは知っていたが主演が長澤まさみだとは映画を観終わってからわかった。相変わらず人の顔を覚える事が出来ないが長澤まさみはやっぱりべっぴんだ。そしてスオミのお母さん役もまた長澤まさみだったとは、これっぽっちも気付かなんだ。
遠藤憲一以外ですぐにわかったのは小林隆という人だ。名前は今検索して知った。この人は古畑で向島君として出演していて長男も良く覚えている。むしろこの人を見るたびに「向島さんや!」と長男が叫ぶのだ。
映画自体はどちらかといえば外れだっただろうか。全部が面白くないわけでは無くて、面白いシーンもあったけど全体を見るとやっぱりぼやけていた印象が強い。ストーリーだとか結末だとかなんとなくこんなもんかと思ってしまった。番宣が強すぎたな。
公式サイトにはミステリー・コメディとなっているがミステリーにしてもコメディにしても中途半場すぎるだろ。かといってヒューマンドラマともいえないいまいちな映画だった。
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