今年も無事にプロ野球が開幕した。他国で戦争中だというのに日本は平和だ。ありがたい事である。それもこれも憲法9条のおかげだろう。
さて、今年の開幕戦は対DeNA、それも敵地横浜で幕を開けた。開幕前、僕は佐々岡監督に全く期待できない、ワクワクしないと書いたが先に謝ります。ごめんなさいでした。
開幕三連戦、初戦3対11、勝利投手大瀬良、ヒーローはドラ6ルーキーの末包。2戦目は5対10で勝利投手森下。そして3戦目は6対7の1点差勝利。
開幕から2試合連続二桁得点はセリーグでは初、パリーグを含めても31年ぶりだとか。
【広島】セ界初!球界31年ぶり!開幕から2戦連続2ケタ得点 鈴木誠也不在も何のその スポーツ報知
初戦のDeNAはなんとなく開幕のプレッシャーに自滅したようにも見えた。初めて開幕投手を経験する東のアクシデントだったり、知野のエラーだったりがまさにそれだろう。おかげでこちらは先発全員安打という結果を出しながら、安定した試合運びができた。ちなみに開幕戦先発全員安打は1958年以来、球団史上2度目だという。
そう考えると同じく10年目にして初の開幕スタメンに名を連ねた上本崇とルーキーで開幕スタメンで3安打を放った末包は立派だった。こちらも開幕ルーキーのスタメンでの初打席初安打初打点は、球団新人では1961年山本一義以来61年ぶり。さらに球団新人の開幕戦3安打は1958年古葉毅、森永勝治以来3人目。えっ?1958年は二人のルーキーが3安打したのか??それにビビるわ。
広島ドラ6・末包 開幕戦3安打デビュー 球団新人史上3人目の快挙「記録に名前残せて光栄」 スポニチアネックス
そんな記録づくめの開幕戦の勢いそのまま2戦目も二桁得点を挙げた打線もすごいし、8回を投げ切った森下もすごい。この試合ではチーム1号となる菊池の本塁打も飛び出した。そしてドラ5ルーキー松本竜也のデビュー戦でもあった。
そして3戦目。結果的に一番面白い試合だったかもしれない。先制したのはDeNA。ただ失点した遠藤に罪はない。なんせ味方のエラーから始まったのだ。そんな展開で4回で交代となったが次も期待できる投球だったと思う。
そして初めての追いかける展開で逆転しながら、さらにひっくり返されて1点ビハインドの9回2死満塁から龍馬の走者一掃の適時三塁打は全カープファンの心を打ったに違いない。龍馬の前の打席で長野さんが四球を選んだことも忘れてはいけない。
この試合で長野さんと栗林に出番が回った事にも大きな意味があるだろう。とにかく面白い試合展開だった。この試合こそが本来のDeNAの実力だったようにも思う。
だがしかし、これだけで今年のカープはひとあじ違うと判断するのは早計だろう。次のカードの本拠地マツダスタジアムでの開幕戦である対阪神戦の西、伊藤、秋山を攻略できて初めて今年は違うと言えるのだ。
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