ゆうべ突如入った訃報。
前職、土建屋時代の親方が亡くなられたと。
まあ89歳と高齢である事から数年前から気にはなっていたが、ついにこの時が来たか。
だがやはり突然聞くとショックがでかい。いきなり声を出して泣いてしまった。電話しながらとういうのに。
そして電話をくれた方にもなんで、もっと早く言わんかったねんと文句を言う。そうとう取り乱していたと思う。申し訳ない。
連絡がきたのは「今日がお通夜でした」という連絡だった。そう前日の3月31日に亡くなられいたのだ。そして自宅での家族葬だと言う。
一般的かどうかは知らんが、僕は葬式に慣れていない。家族葬と聞くとどこか、行ってはいけないと思ってしまう。それならば、お通夜の前にお悔みに行きたかったと思ったのだ。
葬儀は今日の昼からと聞いたので、今朝、朝一でお悔みに行ってみた。普通にお参りさせていただけた。家族葬でも何も気張る必要などなかったのか。ちゃんと香典返しと会葬お礼も用意されていた。
親方には大変世話になった。まだ若かった僕に本当にたくさんの事を教えてくれた。厳し過ぎた時に反発した事もある。バカやったと今さらながら思う。だが親方のおかげで今の自分がある。それは間違いない。
可笑しかったのは会葬お礼に「怒られた記憶がないほど温厚で優しい父でした」と書いてあった。
あんたら、毎日現場で親子喧嘩しとったやないか。ワシがどんだけ板挟みになって苦しんだねん(笑)
後年、隠居されてからは畑で時々見かける事があった。田舎なので車が無ければ生活がなりたたない。いつまでも危なっかしい運転に気をもんだ事もある。
思い出は尽きない。ただただ時間だけが過ぎて行く。悲しみにふける間もなく前に進んでい行こうと思う。それがお世話になった親方への恩返しになると思うから。
本当に誰よりも良く働く親方だった。少しゆっくり休んで欲しいと願う。
ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。南無阿弥陀仏。
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