2月から始まったキャンプで1軍に帯同したドラ1高卒ルーキー小園海斗。
途中で脱落するどころか、怪我も故障も無く沖縄キャンプでも1軍になり、ついに対外試合までデビューした。。
そして昨日、オープン戦で4回の守備から出場して9回無死一塁、1ボールから格の違い過ぎるDeNA山崎康晃からプロ初安打を放った。高卒ルーキーでは81年の我らが原伸次さん以来38年ぶりだとういう。。
ここまですごい高卒ルーキーはちょっと記憶にない。原さんのルーキー時代を知らないので、僕が覚えてるレベルでは兵頭か東出か?期待の高い高卒ルーキーと聞いてぱっと浮かぶのはそれくらいだ。。
そして昨日の初ヒットのニュースは、、
なんと、今日のスポニチの裏一面のニュースになった。どこが凄いって、これは驚くなかれ「関西版」のスポニチなのだ。近年、25年ぶりの優勝や3連覇の影響で関西版のスポーツ紙でもちょくちょくカープが一面や裏一面になることは確かに増えた。ただ、それは新井さんだったり、誠也や菊池などである。開幕前にドラ1とは言え、カープの高卒ルーキーの一面にこれだけ大きく取り上げられた事はちょっと記憶に無い。。
カープ黄金時代という事と、彼が関西出身であることをさっぴいてもこれは歴史的快挙であると思う。
書かれたのは、カープ担当記者、河合洋介さん。
今日の広島版1面は小園選手です。実戦12打席目にして“プロ初安打”。ついに出ました!しかも昨季のセーブ王、DeNA・山崎から!しかも、あのツーシームを!やっぱり凄いです。その他、ローテ前進した床田投手など盛りだくさんです(カープ担当記者、河合洋介)#カープ #carp pic.twitter.com/khQzAvaDgE
— スポニチ カープじゃけぇ (@Sponichi_Carp) 2019年2月24日
これはどうやら、広島版の一面であるらしい。
最後の一文、【これから数え切れないほどともしていく「H」ランプ。始めの一歩を沖縄に刻んだ。】がすごい気に入った。。さすがです。。。
以下、記事全文。。
広島は24日にDeNAとのオープン戦初戦(宜野湾)を迎え、途中出場したドラフト1位の小園海斗内野手(18=報徳学園)が実戦初安打を放った。昨季セーブ王に輝いた山崎の武器ツーシームを左前へ運び、11日の紅白戦から通算12打席目で初の快音。同じ1位でプロ入りした中日・根尾、ロッテ・藤原ら同世代の中では一番乗りのオープン戦初安打になった。
待望の瞬間は訪れた。4回の守備から出場して迎えた最終9回の2打席目。小園は昨季のセーブ王に挑んだ。初対戦で初球に来たのは山崎の代名詞とも言えるツーシーム。外角へ沈む軌道にバットは空を切り、フゥーと息を吐いた。「すごい球だな」。初めて見るような軌道に驚いても“勝算”があった。
「2球続けて来るんじゃないかなと思っていました」
新人離れした読みが当たる。2球目は内角寄りへ。鋭く落ちる変化は同じでも、今度は対応した。懸命に食らいつき、バットで拾う。左翼線へ舞い上がった打球は前進してきた細川の前、線の内側で弾んだ。紅白戦と練習試合を通じて実戦12打席目で出た初安打。一塁ベース上では笑みを封印しても、内心は安どしていた。
「やっと打ててうれしいです。絶対に打ってやろうという気持ちで打席に入りました。落ちてくれればいいな…と思って走っていました」
過去の高卒新人ではDeNA・筒香や日本ハム・中田も1年目のオープン戦初出場で初安打。そんな系譜を受け継いだ。ロッテ・藤原、中日・根尾はまだオープン戦出場がなく、同世代の“ドラ1トリオ”では初安打一番乗りにもなり、「よかったです」と照れ笑いした。
今春全ての対外試合に出場させてきた緒方監督は「いいプレーをずっとやってくれているし、すごいね」と感嘆。東出打撃コーチも「結果は求めていない。振っていけているのがいい」と高評価した。
遊撃守備でも魅せた。7回1死三塁では前進守備から大和の強烈な遊ゴロを慌てず処理して本塁へ正確な送球。三塁走者を挟殺に持ち込んだ。「守備でリズムを作っていくタイプ」。好守は初安打の布石にもなった。「しっかりアピールできるように元気を出してやっていきます」。これから数え切れないほどともしていく「H」ランプ。始めの一歩を沖縄に刻んだ。(河合 洋介)
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